シャコバサボテン
( ジゴカクタス ) 学名・ Schlumbergera truncata |
<< 来年も、綺麗に花を咲かせたいので ・・ よく聞かれる質問を季節ごとにまとめてみました。>>
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< その1 > 一番多い質問 ・ 水遣りのコツを掴むには ?
鉢植えされた物の場合、用土の表面がよく乾いたら、鉢底の穴のところを見て水分が十分滲みている
か観察して、乾いてきているようであれば水を与えるといいと思います。
用土の三分の二以上乾いてきた頃が頃合かと思います。( 基本 )
お手元の鉢植え品を見分けてください。生産者の違いなどにより、みずもちが違います。
注1 ・ 生産農園により用土の配合が違うため、水遣りの仕方が違います。
注2 ・ 苗から鉢に植えるときに、用土の入れ方、詰め方にも左右されます。
注3 ・ 品種により根の育ち、張方が違います。 ( 根の太さ、分岐力など
)
その他に、鉢底の排水穴の形状・大小など・・・
植物には、環境への順応性があり、多少の違いは植物のほうで合わせてくれます。
当園の場合、品種の特徴&性格を考慮に入れ、用土の配合・詰め方を変えてあります。
成長する時期の春と秋( 新芽・つぼみ〜花へ )にはよく水を吸収しますので、水遣りの間隔が
短くなります。夏と冬は根からあまり吸収しませんので、水遣りの間隔は長めになります。
水遣りは、鉢底から流れ出るまで十分に与えてください。水遣り時に注意するのは、水を与えた後に
鉢の下に水溜りができないように排水を良くする事が根ぐされ防止にとても重要です。 |
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< その2 > 意外に忘れがちな風についてのヒント
シャコバサボテンの原種は、過酷な自然環境の中、岩や木に着生したものが、生き残ってき
たようです。もちろん、日本には厳しい冬の季節が有りますが、
凍らせなければ、じっと休眠状態で耐えてくれます。
蘭系のカトレア等も岩や木に着生して、風にさらされる環境の中で元気に育っています。

枯れたやしの木に着生させた蘭
外国のことはさて置き、日本では、春・暖かくなる四月頃から( 地域にもよりますが
) 根が動き
出します。根が水分が欲しくて、ガンバッテ四方八方に伸び始めます。
この頃に、葉 ( 茎節 ) が適度な風に吹かれていると、葉からも水分が失われていきます。
根はその分も補おうと、ますますガンバッテ丈夫になっていきます。
冬が終わり、暖かくなって来ましたら、風とうしの良い屋外 ( 木陰 ) にだしてあげてください。 |
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