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私はお菓子屋さん

サンフランシスコの気候風土が育てた独特の酸味と塩味。
様々な民族が暮らしているアメリカにはいろいろなパンがあります。
例えばハンバーガーのバンズやホットドッグに使われているドッグロール、最近日本でも話題のベーグル、朝食やおやつで食べるケーキのようなマフィン、そして四角い食パン。
そう、私たちが朝食のトーストやサンドイッチで食べている角食パンを日本にもたらしたのはアメリカなのです。もうひとつ忘れてならないのが、かの有名な「サンフランシスコ.サワード.フレンチブレッド」。アメリカ西海岸.サンフランシスコの観光名所フィッシャーマンズ.ワーフや空港でもおみやげとして販売されているくらいです。
このパンの特徴はその独特な酸味と塩味。名前にサワーとつくだけのことはあります。
サワー.ブレッド
見た目はフランスパンとあまり変わりませんが、皮はもっとつるんとしていて厚みがあり、食べてみると、しっかりとした歯ごたえのあるカンパーニュのようです。
実はこれ、19世紀のゴールドラッシュ時代に、金鉱探しの強者たちのための日もちのする大切なパンだったんです。サンフランシスコ湾岸地方の天然酵母をジャガイモの煮汁で培養させた種を入れてつくるのですが、他の地で同じように種起こしても同じパンはできません。
それは気候風土の関係で、一年中あまり温度差がないこのサンフランシスコの気候だけがこの酵母の活動に適しているからだそうです（たした「マイハート」のルーツはこの風味豊かなサンフランシスコ.サワードウー.フレンチブレッドでしたね）。
フィシャーマンズ.ワーフに行くと、サンフランシスコ.サワードウー.フレンチブレッドをよく見かけますし、それを食べさせてくれるレストランもたくさんあります。その中でも老舗中の老舗ともいえるのが「フレンチ.クオーター」。　
食べ方
この店の代表的なサンフランシスコ.サワードウー.フレンチブレッドの食べ方は、丸い形のパンの上を少し切り、中をくりぬいて、クラムチャウダー.スープを入れたもの。
シンプルな味わいで、フランスパンよりもしっかりした歯ごたえのあるこのパンはスープの器にはもってこい。中のあさりやジャガイモたっぷりのクリーミーなスープを食べつつ、器だった少し酸味のあるパンをちぎりながら食べます。
もちろん細長いバケット型や大きなサイズのものもあり、食事に添えたり、サンドイッチにしても食べられます。（渡邊政子）シキシマニュース

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萩亭

今から２０年も前、カリホルニヤのサンホセ近くの有名な工場でプレゼンテーションをしたことがあります。　昼に年寄りの工場長が近所のモールのレストランに案内してくれました。出てきたバスケットのパンが酸味がかっていて、ステーキによくあいましたが、一寸怪訝な顔をした私に、このご老体が、フォウティ・ナイナアのころ、この地で生まれたサワドウの話を細かくしてくれました。　それ以来、そのときのワイン・・オーパス･ワンとともに、忘れがたい思い出になっております。　 どうして興味を持ったのか、戦後すぐのころパンにまつわる大変な思い出はまたいずれ。

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