野々部技術士事務所


業務内容:技術指導、相談、教育お引き受けします

あなたの会社の「技術的に困った問題」を解決

項目 内容
技術指導
コンサルタント
  1. 水をきれいにする技術
    • 排水をきれいにしたいけど、良い方法はないか?
      (特に活性汚泥法による窒素やりんの除去については経験も実績もあります)
    • 水をきれいにして再利用したい。良い方法はないか?
  2. 省エネ(これも環境保全のひとつです)
    • 電気、燃料の使用量をもっと減らせないか?
    • 節水を進めたいけど、どうしたら良いか?
  3. 廃棄物の削減、再利用
    • 廃棄物を減らすには? また再利用の方法は無いか?
      (無機系の廃棄物リサイクルは得意です)
  4. ISO取得支援コンサルタント
    • ISO14001、エコアクション21などを取得したい。
      どうしたら良いか?
これら以外にも、技術的に困ったことや改善したいことなどあればお問い合わせください。
教育 環境保全技術にかかわる一般の方々や企業の方々への教育から、小中学生向けの環境学習まで幅広く対応いたします。

主な実績

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分類 項目 内容
水の浄化 膜分離方式の高度排水浄化設備の技術開発、商品化、現場技術指導 孔径0.4μmの精密膜を用いたコンパクトで高度処理が可能な膜分離合併浄化槽を開発、商品化した。膜のばっ気洗浄方式に工夫を加え、例え汚泥生育状態が悪く膜閉塞が起こりやすい現場であってもほぼ確実に安定運転できる方式とした。
膜分離排水浄化設備における、膜洗浄プラントの立ち上げと運営 膜分離方式の水処理システムでは、膜の定期的な洗浄が不可欠である。そのプラントを社内に立ち上げた。効率的で洗浄効果も優れた設備選定や配置を行い、労働者の安全衛生にも十分配慮した作業環境とした。
畜産排水の色度除去に関する技術開発 畜産排水の場合、排水の水質基準値を満たしても色度が高くクレームになり易い。初期投資の比較的少ない凝集沈殿方式の色度除去技術を開発した。凝集沈殿反応でpHが変動する際に不具合が生じやすいが、前処理法に工夫を加え、安定運転を実現した。
雨水、雑排水再利用のための節水システム開発 膜分離方式の長所の一つは処理水再利用の容易さである。それを生かして雨水及び雑排水(手洗い、お茶場)の再利用システムを立ち上げた。いずれも膜分離法を主体としたシステムで、雨水処理水はトイレや洗面所の手洗い、雑排水処理水はトイレのフラッシュにそれぞれ使用し、従来の水使用量を85%削減した。
膜分離方式の高度水処理技術の用途開発 この方式で処理した水は、透明度が極めて高く、濁りが見られない。また従来の排水処理設備に比べて大幅に省スペースとなる。市場、競合、社会情勢などの様子から、この技術の特徴を生かせる分野を絞り込み、販売戦略への提案資料とした。
水産加工会社の排水処理設備改善に関する指導 もともとBOD除去型の排水処理設備であったが、運転方法に工夫を加え、窒素も安定的に除去できるようにした。さらに継続的に技術指導を行い、放流水pHの適正化及び活性汚泥処理の安定運転を実現している。
中国江蘇省新沂市の下水処理場技術指導 日平均汚水量4万tの大規模な下水処理場にて、窒素やリンの除去が不完全であった。施設全体のDO、pH、水質、汚泥濃度などを詳細に調査し、不具合の原因を絞り込み、その改善のための提案をした。
散気管メーカー向け排水処理実証試験技術指導 メーカーの商品開発の実証試験を確実に進めるための技術コンサルタントを行った。容積負荷、SV及びMLSSの管理法などのデザインのポイントを伝え、商品化に必要なデータ収集とその解析法を伝えた。
樹脂成形工場の地下水利用に関する提案 地下水は豊富だが鉄ソブが多く使えない状態で、そのため上水を年間100万円かけて使用していた。鉄バクテリア法を用いて鉄もマンガンも大幅に除去できる処理方式を提案し、上水に替えて地下水を使用することを進言した。
ジャム工場の排水処理設備改善に関する指導 活性汚泥法を用いた排水処理だが放流水の水質が悪く、保健所から指導を受けていた。運転方法の最適化を行い、継続的に技術指導を行うことにより、放流水pHの適正化及び活性汚泥処理の安定運転を実現している。
産廃処理事業所放流水の水質調査及び周辺の田畑への影響調査 事業所からの放流水質は決して良くは無いが、放流先用水路の生態系調査の結果、ゾウリムシなどの微生物が多く見られ、放流水が周辺への田畑に与える影響は十分に少ないと結論付けた。
廃棄物処理作業場の地下水の鉄分除去 作業者がシャワーを浴びたがっていたが、そこの地下水は鉄ソブが多く使用に耐えなかった。よって鉄バクテリア法を用いた鉄分除去装置を開発し、納品した。その結果水中の鉄分はほとんど無くなり、シャワーだけでなく、飲んでも問題ないほど浄化することができた。
中国江蘇省常州市の下水処理場技術指導 大規模な化学工業団地内の下水処理場にて、塩分が非常に高い排水の流入が計画されていた。現地で活性汚泥を用いて試験を行った結果、塩分濃度上昇数千ppmなら生物処理に悪影響を与えないことを確認した。よって、この高塩分排水の受け入れはOKであると結論づけた。
戸建住宅の水道水中に発生した白色異物の原因解明 住宅内各所の配管や器具の中の水質を調査した結果、白色異物の発生源はキッチンの混合水栓であることを確認した。簡易的な試験の結果、この異物は熱可塑性樹脂の一種であり、シール材またはパッキンなどが何らかの影響で水中に紛れ込んだものと推察した。
アスファルト舗装現場に発生した茶色い変色の原因調査 夏季のアスファルト舗装現場で原因不明の茶色の着色水が発生した。鉄分は5mg/Lと比較的多いが、次亜塩素酸ナトリウム(酸化剤)により無色になったことから、有機系物質と考えられ、茶色物質の混入源を絞り込むことができた。
油分除去装置の設計及び製作 水産加工場の工程にて発生する油分を除去する装置を設計、製作した。水槽で発生する油には魚脂だけでなくたんぱく質も含むようであり扱いにくいが、それほどコッテリしていない。よって比較的単純な仕掛けで油分が取れる。シンプルで軽量で操作が容易である。
ロシアのチョコレート工場の排水処理改善 ロシアのウラジオストク市にあるチョコレート工場において、排水中の油分除去装置の設計を行い、提案した。空気調和・衛生工学会の規格"SHASE-S 217"を参考にし、十分な安全率を見込んで容量などを算出した。
中国大連市の水産加工工場の排水処理技術指導 水産加工場の工程にて塩分濃度変動などによる排水処理施設の不具合が頻発していた。それを解消するため膜分離方式を組み込んだ設備増設の設計提案を行った。さらに最近の国内外の膜分離技術の動向の調査も行った。
韓国大邱市のメッキ工場の排水の水質改善と工場内再利用 韓国の某メッキ工場で、製品の前処理に使う洗浄水の水質改善の技術指導を行った。最終放流水をそのまま使うことは難しいが、他の中間処理水をうまく活用して低コストで十分な洗浄ができる方法を提案した。
中国淄博市の繊維工場の排水処理技術指導 活性汚泥法を用いた排水処理だが放流水の水質が悪く、特に色度、COD及び窒素が悪かった。その上、工場内スペースがそれほど広くないので、省スペース型のMBRを用いた方法への改造を提案した。
地下水中ヒ素化合物の簡易的検出方法調査 水中のヒ素化合物の簡易測定法について、現行法以上の簡略化の可能性を調査した。地下水の水質によっては部分的に簡略化できる可能性もあるが、完全な簡略化は困難であると結論付けた。
韓国釜山市のポンプ製造会社の水質関連商品の開発戦略提案 会社の主力製品はポンプとその周辺部材だが、新たに水質関連の商品開発をすることになった。調査の結果、ろ過器の開発が最も有望であることが判明した。その分野の現状や特色を伝え、開発の進め方を提案した。
高山市のダム湖の水質調査 高山市の北東部にあるダム湖について、水質調査を行った。湖面に赤潮が発生したり付近の川に藻が発生したりしたが、その原因や見通しを調査し、解決策の提案も行った。
鯉を飼っている池の浄化 ある庭園の池で鯉を飼っているが、その水が汚れていたため浄化した。砂ろ過方式の小型装置を設計し、据え付けた。その結果、池の水はほぼ透明になった。
韓国大邱市の塩分を多く含む地下水の脱塩方法の提案 JDreamⅢやインターネット検索により関連する情報を収集した。その結果、塩分の多い地下水を処理する方式としては、RO(逆浸透膜)法が最適と結論付けた。運転コストを下げるため、動力として太陽光発電などの再生可能エネルギーを採用することを勧めた。
省エネ、工程改善 省エネ診断 いろいろな業種の工場や事務所などにおいて、空調、照明、燃焼管理、節水などについて省エネ診断を行い、それぞれ大幅な経費節減に結び付けられる方法を提案した。実績は82件である。
化学薬品工場の省エネ技術指導 工場内の省エネ診断を行い、主にボイラー、蒸気、照明、ポンプ及びブロワについて、省エネ提案を行った。試算によれば年間一千万円程度のコストダウンが見込まれる。
ロシアのウラジオストク市にあるチョコレート工場の省エネ提案 ロシアのウラジオストク市にあるチョコレート工場において、主に蒸気システムと電動機について省エネ提案を行った。蒸気については、ドレンの有効な回収方法を中心に改造設計を行った。
韓国大邱市のメッキ工場の省エネ技術指導 韓国の某メッキ工場で、主にボイラー、蒸気配管、集じん機などについて省エネの提案を行った。試算によれば年間一千万円程度のコストダウンが見込まれる。
上下水道施設の省エネ技術指導 上下水道7施設を順に視察し、現場で処理の状況を確認しながら省エネ技術指導を行った。試算によれば年間1,300万円程度のコストダウンが見込まれる。
煎餅工場の焼成炉の省エネ技術指導 地元の煎餅工場の焼成炉の省エネ指導を行った。衛生上の問題から保温材の材質に制約があったが、幅広い調査の結果、実績のある最適な材料を見つけ出し、それを提案した。
観光ホテルの省エネ技術指導 観光ホテル2施設を順に視察し、現場で主に熱利用の状況を確認しながら省エネ技術指導を行った。試算によれば年間1,000万円以上のコストダウンが見込まれる。
いちごビニールハウスの省エネ技術指導 いちごビニールハウスの省エネ技術指導を行った。価格の高騰が続いている重油を節約するために、最適な保温剤とその効果的な施工方法を提案した。
塗装作業場の作業環境改善 塗装工程において塗料の有機溶剤が発散し作業環境が悪化していただめ、その改善指導を行った。労働衛生に関する様々な法令を元にその改善のポイントを伝え、作業環境測定や排気装置設計についてもアドバイスを行った。
バス会社の工場建て替えにおける環境配慮視点からの提案 工場の建て替えに際して、節水や省エネの視点から見たアイディアを提案した。水の有効利用については、雨水を屋根にて集水して使用する方法と、地下水を浄化して鉄分を除去した後様々な用途に使用する方法を示した。
下水道施設の省エネ技術指導 下水道施設を視察し、現場で処理の状況を確認しながら省エネ技術指導を行った。試算によれば年間400万円程度のコストダウンが見込まれる。
廃棄物処理 中国江蘇省新沂市の下水処理場汚泥処理についての提案 下水処理場汚泥のベルトプレスによる脱水について、最適化の提案を行った。試験室でラボ試験を行い、最も確実に含水率が下がり凝集剤コストも抑えられる条件を見出した。
使用済み珪藻土の有効利用法の調査 陶磁器、ガラス、セメント、耐火物及び半導体用シリコン原料への利用法を模索し、その可能性を技術士会ネットワークや関連業界人脈を通じて調査し、取り組み方について提案した。

その他の実績

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教育 公害防止管理者(水質、騒音振動)、1級及び2級管工事施工管理技士の受験指導講座の講師
中部大学工学部非常勤講師、科目名「管理工学」
特許出願 「野々部式水質計(透視度計測具)」2008年10月1日出願
投稿、発表など 論文 「天草陶石中の石英について」安岡、野々部、大津賀、岡田、日本セラミックス協会誌、97、818-822(1989)
「INAX膜分離合併浄化槽の開発」野々部、杉山、榊原、月刊浄化槽No.278(6) 50-54(1999)
「海外とのコミュニケーションにおいて大切なこと」野々部、工学教育、55(No.1)74-75(2007)
講演、口頭発表 「示差走査熱量計による粉じん中の石英の定量分析」第4回東海環境技術発表会(1995年7月7日、名古屋)
「中空糸膜を用いた膜分離活性汚泥法の研究」野々部、村越、松田、小林、山本、日本水環境学会年会講演集 38(1991)
「環境教育をみんなで考える」なごや環境大学講座(2007年4月18日、名古屋)
「水の浄化を題材とした環境教育」第34回技術士全国大会、青年技術士の集い(2007年10月16日、福井)
「伊勢湾近辺の水環境の現状及び問題点と、水質保全のため一般生活者の皆様にできること」なごや環境大学講座(2008年4月16日、名古屋)
「伊勢湾近辺の水質の現状と、改善に向けた取り組み」名古屋市工業研究所(2009年1月28日、名古屋)
「水環境をきれいにする生物の働きとその観察」なごや環境大学講座テクノロジーカフェ(2009年5月30日、名古屋)
「水の浄化と再利用及び節水技術のわかり易い解説」なごや環境大学講座(2010年2月17日、名古屋)
「中国江蘇省における技術協力について」海外技術業務協力実務講習会(2011年6月11日、名古屋)
「水をきれいにするために活躍する小さな生き物たち」なごや環境大学講座(2012年3月21日、名古屋)
「今まで捨ててきたこんな水、最新の浄化技術を使えばここまで利用範囲が拡がる」なごや環境大学講座(2013年12月11日、名古屋)
「ロシア菓子製造会社の技術指導案件成約に至る道のりと、その交渉過程で学んだこと」海外技術業務協力実務講習会(2014年1月8日、東京)
「世界は環境問題にどう取り組んでいるか、 現地技術指導などを通じて感じたこと」中部異業種間リサイクルネットワーク協議会講演会(2015年2月27日、名古屋)
「日本の周辺国は環境問題にどう取り組んでいるか」なごや環境大学講座(2015年12月8日、名古屋)
英語発表「Application of the new membrane filtration technology for the traditional biological wastewater treatment methods」日韓技術士交流会(2016年10月3日、栃木県日光市)
「水をきれいにする技術を題材にした環境教育」なごや環境大学講座(2018年4月10日、名古屋)
英語発表「How to make drinkable or usable water from treated wastewater」日韓技術士交流会(2018年10月18日、神戸市)
「上下水道施設の省エネ技術指導で計1,300万円/年の削減を提案」技術士が実施した支援・活性化の事例発表会(2019年9月18日、名古屋)
「日本の水処理技術の紹介」中国柳州市環境関連企業向けオンラインセミナー(2020年8月27日)
英語Web発表「Energy saving technology of Japan」日韓技術士交流会(2021年10月31日、仙台市)
「工場や事業場における環境保全技術と設備導入及び改善事例」サイエンス&テクノロジー株式会社オンラインセミナー(2022年10月19日)
「廃水処理技術セミナー、汚泥処理編」一般社団法人日本科学技術センター、セミナー(2022年12月3日東京、2023年4月21日名古屋、5月20日仙台)
「水処理セミナー」株式会社情報機構オンラインセミナー(2023年10月25日)
「工場における節水の具体策」公益社団法人大阪府工業協会セミナー(2024年1月18日)
「脱炭素社会実現に向け現場技術者が習得すべき省エネ技術」サイエンス&テクノロジー株式会社オンラインセミナー(2024年2月20日)
「工場における節水・省エネ・コスト削減の基本的な考え方の具体的な対策」株式会社情報機構オンラインセミナー(2024年7月17日)

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