〈その1〉 去年12月の中旬、明け方4時頃に電話が鳴った。受話器の向こうか
ら 「○○病院ですが、ご主人が交通事故にあわれまして・・・」と言う声。一瞬頭
の中が真っ白になりかけたら 「帰るのに足が無いので迎えに来て欲しい」 と言
うので、足が無かったらダンナはおばけか?とわれに返り、とにかく迎えに行っ
たがね。ほんで医者から 「診察時間に改めて専門の先生に診てもらって下さ
い」 と言われ、数時間後再びダンナを病院へ連れて行ったわ。私はその日、用
事があったもんでダンナに 「お昼頃迎えに来るで、早く終わったら待っとって
ね」 と言い残しその後、お昼過ぎに病院へ迎えに行ったらダンナがおらん。もう
診察が終わったのかと思い、家に電話したらダンナが出て 「昼になっても呼ば
れんし、腹が減ったで帰って来た」と こきゃがったわ。私思わず 「何考えとる
の!□○×¥△・・・」 と怒ったんだけど、ダンナは腹が減ったと言うばっかで
話にならせんわ。まあ事故にはあったけど、幸いにも顔の半分をすりむいて、膝
を打っただけで済んだで良かったけどさ、人が心配しとるのに 何が 「腹が減っ
た」だ、アホンダラ!
〈その2〉 今年、娘は成人式だったんだけど、女の子は大変だわ。
何ヶ月も
前から美容院を予約して、当日は朝早くから美容院で着付けをしてもらい、会
場へ送っていかなあかんでね。ほんで朝出かける前 ダンナに 「今から出か
けるでね」 と言ったら、「オレの昼メシはどうするの?何時に帰るの?」 と言
うんだわ。あんたねぇ、娘が成人式に行くんだで他に何か言う事があるだろう。
あんたはメシしか知らんのか
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