165.三連休 あ〜、やれやれ・・・ダンナが三連休で家におったけど、今日からまた仕事に行っ
たわ。あのアホンダラ、三日連チャンで おかずにケチつけやがったんだわな。土曜日、ベーコンとほうれん草の炒め物を食って、「何だ、これ!にがいがや」と文句を言い、日曜日は豆腐ステーキの味が薄いとぬかしやがった。ほんで昨日、おらんでもええ月曜日、一日中ジーッと家に居すわり、あげくの果てに天丼のタレが少ないと、こきゃがった。ワシ、目が全部白目になるぐらい腹立ってよ〜、本当にどうもならん奴だでいかんわ。人が黙っとるのをええ事に、日に日に増長
しくさって・・・ワシが甘やかしたばっかりに、あんな男に育ってまったわ。二度とそんな口がきけん様に、まあ一辺鍛え直したるで、こっちへ来い!!
164.肌色
この前、くそ暑い晩にパジャマ姿のダンナとメシ食っとったら、途中でダンナが暑さのあまりパジャマのズボンを脱ぎよった。メシ食べとる最中に何だと思ったけどイスに座れば上半身しか見えんもんで、ほかっといたんだわ。ほんで、ちょっとしたら今度はパジャマの上も脱いで、またイスに座ったんだわ。ワシ、ダンナと向かい合って座っとるもんで、上半身だけは見えるんだけどさ、あいつ髪の毛があ〜せんだろ?!ほんだでダンナを正面から見ると、全部肌色なんだわな。あれで毛がありゃ、ちいとはメリハリつくんだけど、ワシの目に入るのは全部肌色!!何か地球上の生物じゃないみたいだでよ〜、ダンナに 「あんた上だけでもええで何か着てくれん、まるで海坊主だがや」 と言ったんだわ。そしたら、ダンナが 「海坊主って何だ?」 と聞くもんで 「あんたみたいな化け物だわ」 と教えたった。
163.勝った!
昨日、ラジオショッピングのあずきゼリーが夢のような味!と言っとった、アットマーク中年どっと太る!くそ長いペンネームだわ。略して中太で充分だ。ワシあんたとはまるで姉妹のように親しく・・・ま、本当に姉妹なんだけどよ〜、腹立つでいかんわ。姉はあずきゼリーを3箱も買ったらしいけど、ワシにはお裾分けもあ〜せんが。一箱は仲のええ友人にあげたんだと、まぁそれはええわい。ほんでもまだ2箱も残っとるくせに、いつも世話をしてやっとる妹のワシには、ひた隠しに隠して全部食ってまってから、夢のような味!と、ほざきやがって、ワシはその味を知らんだけに余計悔しいが。しかし、ワシもこのまま引き下がれんもんで、やっぱり“夢のような味”がする、「業務用焼きそば」を注文したった。姉は、まだその味を知らんし、注文は昨日の4時で終わっとるでよ〜。おい姉さま、あんたもあの夢のような味、「業務用焼きそば」を食いたかったら、いつでもうちへ来りゃええぞ。車で走って来りゃ、片道たったの4時間で来れるんだで。わっは
っは、勝ったがや!
162.ケガ
昨日、ダンナが仕事中に右手の親指をケガしたんだわ。ま、医者に行くほどじゃ無いけど、一応包帯して帰って来た。ほんで、ダンナが風呂に入ろうとしたもんで、ワシ「一緒に入って洗ったろか?」と聞いたら、「左手で洗うでええわ」と言うんだわな。ほんだでワシ、「怖がらんでええよ、おねえさんが全部教えて、あ・げ・る、ウフッ!」と言ってやったのによ〜、無視して風呂に入って行きゃがったもんで、ワシ風呂のドアあけて、「足元すべりますよ〜、お客さん。こういうとこ、よく来るんですか?お仕事、何なさってるんですか〜」と言ったったら、ダンナが「頼むで、一人にしてくれる?」と、こきゃがった。ふん!せっかくワシが、キャン玉洗ったろうとしたのに、それを断わるなんて このバチ当たりが!!
161.バスガイド
この前、岩手県の「一の関」から定期観光バスに乗った時のこと。平泉や中尊寺や毛越寺(もうつうじ)などを回るコースで、バスガイドさんは昔若かった人だった。発車前ガイドさんが、「おはようございます。本日はご乗車いただき・・・」と、あいさつを始めたと思ったら急に、「しばらくお待ち下さい」 と言って、外に出て行ったんだわ。どうしたんだらうと思い窓から外を見たら、一台の乗用車がバスのすぐ横に停まっとって、ガイドさんがつかつかとその車に近づき、大きな声で叫んだ。 ここさ、バスがとまる所だ、おじさん どこさ 行ぐだっ! ワシよ〜、こういう地元の言葉を聞くと 「あ〜遠くへ来たんだなあ」 と
実感できるもんで、大好きなんだけど、その後ガイドさんは、ほぼ標準語で通されました。
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