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  最強のリスナー(141−145)

  はな毛が、はっ!なげぇ!

 

 

145.古い!

い先日の事、美容院でテレビを見とったらお料理のコーナーが始まり、平野 寿将さんが出てきた。美容師さんに 「最近この人よく出るよネ」 と言ったら、「本当だね、私の頃は料理の鉄人 道端さんだったわ」 と言いながら、「はな毛さんの頃は、料理と言うと誰でした?」 と聞くもんで、「田村魚菜かなあ」 と答えたら 「はあ?」 と言われてまった。えーーーっ、田村魚菜がわからんの?鍋まであったがね、“魚菜鍋”って、そのまんまの名前で・・・ほんで家に帰ってダンナにその話をしたら 「わっ、古っ!」 とこきゃがった。あんた私より古いくせに何こいとる、たあけ。でも正直言って、私少しヘコんどる。やっぱり、田村魚菜より江上トミの方が通じたきゃあ? それも古い? やかましいわ!!

 

 

144.何でだろう

うちのダンナ、人間は誠に良い。 本当に 「いいヤツ」 なんだけど・・・・・ わし、どえらいむかつくんだわな。 何でだろう・・・

 

 

 143.非通知人間

今日は土曜日で休みだというのに、ダンナが朝5時に起きて、出かける 用意を しとる。わたしが 「どこ行くの?」 と聞いたら 「車庫の雪下ろしに行ってくるわ。この前言っただろ」と、ぬかして けつかるんだわな。私が 「そんな事、全然聞いとらせんが」 と言ったったら、「あれ?言わんかったか?」 だと。あんたってさあ、どうでもええ事はペラペラしゃべるくせに、肝心な事は言わせんやつだわ。出会った時から、そういう男だったわ。自分の都合の悪い事はひた隠しに隠しやがったもんで、結婚したら まあ出るわ出るわ、お前の正体が・・・自分の身分を一切明らかにしない 「非通知人間」 とは、おみゃあの事だ

 

 

142.珍味

昨日、ビン入りの 「かにうに」という物をもらった。練りうにとかにを混ぜ たペースト状の物で、スーパーの珍味コーナーとかでよう売っとるやつだわ。ほんなら 「かにうに」というラベルを見たダンナが、「オレはかにを食べるで、お前はうににしとけ」と きゃがったわ。たあけだろ!? ほぉ〜そうかい。ほんなら、おみゃあ絶対かにだけ食えよ。へっ、分けれ るもんなら分けてみい。おみゃあが、生きとる珍味だわ

 

 

 141.料理教室

ゆうべ、ダンナのあまりのだらしなさに腹が立ち文句を言ったら、シカトこきゃがった。ほんで、わしがもう一発言ったったら、今度は口答えしやがったんだ。おかげで今朝は、どえらい寝覚めが悪かったわ。今日みたいに気分の悪い日の夕食は、これに限る。名付けて「恐怖の地獄揚げ」・・・レシピ: 揚げ物なら何でもええが、できれば“串揚げ”がベスト。好みの具を竹串にぐさっ!と刺し、揚げる時は思いっきり気合いを込める。そして一番大切な隠し味、憎たらしい奴の顔を思い浮かべそいつに言ってやりたい事を、声に出しながら揚げるとウマい。わしの場合、「何こいとる、くそ ハゲー!」 ジューッ、「毛も無きゃ歯もあ〜せんがやー!」 ジュジュー ッ、 「寝る時、右目あけるな たあけー!ジューッ、ジューッ と言って揚げると、ちいとは すっきりするわ。 以上、はな毛のお料理教室でした。

 

 

 

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