140.前歯
もう一週間の前から、ダンナの残り少ない前歯のうちの一本がぐらぐらしとった。それでも、なかなか歯医者に行かんダンナに 「わしが、おみゃあの歯をグーで一発なぐったろか、ふん切りがつくで・・・」 と言ったんだけど、「それだけは、やめて」 と涙目で訴えるもんで、勘弁してやったんだわ。まっ、どうせ時間の問題だでよ〜。ほんなら、いよいよ限界に近づいて来たもんで、明日歯医者に行く事になったわ。しかし だ 誰が歯医者ぐらいで一日休めと言った、おう!?仕事の帰りに寄ってこりゃええがや。正月は9連休、年が明けてやっと仕事に行ったと思ったら、この前はまた3連休しやがって、仕事をせえ 仕事を
139.都会 タクちゃん、あんたよ〜私が 「お隣の茶わん割らかした音が聞こえた」 と言った
ら 「そんな近くに家があるんか、山の向こうで へ こいても聞こえる様な静かなとこに住んでござるかと思った」って、こきゃがったろ。何ぬかしてけつかる!わしんとこ、この地方では「都会」と呼ばれるほど便利なとこじゃ。ただ、うちは建て売りだもんで隣りとがかなりくっついとるし、やぐい造りだもんでよう音が聞こえるだけの話だわ。何が山向こうの へ が聞こえるだ。確かに、うちから40分も走りゃどこの村とは言わんけど、それに近い所はたくさんあるわ。山と山に、はさまれたわずかな平地に家が建っとってよ〜その辺ではトンビが飛ぶ時、片方の羽をたたんで飛んで行くらしいが・・・両方の翼を広げると山にぶつかるんだと。ほんで、ばあ様が洗濯物を干そうとして、物干し竿を出したら向かいの山に竿がつっかえてまったとか、秘境みたいな所はあるけど、それに比べりゃ うちは都会なんだで へ なんか聞こえるか
138.間違い電話
おい!夜中に間違い電話して来た男二人!!おまえらのせいで、わしら寝れ〜せんがや。一人目の男、おまえ何を考えとんじゃ。夜中の12時半に 「出前お願いします」と、こきゃがった お前だわ。わしんとこの家に三回もかけて来やがって、うちのダンナに 「たわけー 」 と言われたお前だ。夜中にメシ食うな、アホンダラ! ほんで 「今日はゆっくり寝ような」 と言った昨夜だわ。おい、二人目の男。お前も夜中の1時にダンナのケイタイを ピンポラ・ピンポラ鳴らしやがって、おみゃあも続けて三回もかけて来やがって、やっぱりダンナに 「たわけ 」 と怒鳴られとったがや。二晩連チャンで、夜中に起こされたもんの身になってみい。お前らのケイタイ番号、みんなに言ったろか!!
137.打たれ強いヤツ 最近、物忘れがひどいダンナに 「おい、まだら!」 と言ってやったら、ダンナ にこにこして 「これから、マダラ〜と呼んで 」と、こきゃがった。ほんとーーーーーーーーに、打たれ強いヤツだ。
136.真冬日
高山は、昨日も今日も最高気温が氷点下という真冬日で、まるっと冷蔵庫の中におる様なもんだわ。ほんで今朝、姉(スー)からTELがあって「今日も雪ですか?クスッ( ̄ー ̄)ニヤリ」 と言いやがったわ。わざわざ聞くな、たあけ! 雪に決まっとるわい ほんで最後の「クスッ」は何やねん、何がおもろいんだ (`_´メ) ほれで、わし今日は内職持っていかなあかんもんで、冗談で 「まあ今日みたいな日はスキーで行った方が早いぐらいだわ」 と姉に言ったら、「あ〜そうだね。背中に内職しょって、クロスカントリーみたいにシャーッ、シャ−ッと行きゃええがん」 とまた笑いながら、こきゃがったわ。可愛い妹が、なんぎしとるのに ケタケタ笑いやがってよ〜
身内って、本当にありがたいもんじゃのう!! |