150.掃除
この前、ダンナの職場で事務所の大掃除をしたらしい。ほんで家に帰って来た
ダンナが「まあ、いかん。事務所の北側なんか風通しが悪いもんで、カビが生えとったで・・・お前、家の中はちゃんと掃除しとけよ!」 と偉そうに指図しやがったわ。へっ、そりゃお前はきれい好きだでのう。結婚前、おみゃあの家に行ったら、部屋はほこりだらけ、風呂なんかカビやら汚れやらで鍾乳洞みたいだったもんな。ほんで南向きの明るい部屋を使えばええものを、わざわざ陽の当たらんジメジメした部屋で、テレビを見やがってよ〜おみゃあは、しいたけか!?それとも、なめこか!よう、そのハゲ頭にキノコが生えんかったもんだと、わしゃ感心しとるわ。
149.おかゆ
以前風邪をひいたときの事、いつもそうなんだけど、ダンナが先に風邪ひいて、
その後私に移すだけ移しといて、本人はケロッとしとるんだで、ふざけとるだろう?ほんで、こういう時は食欲も無いもんで、おかゆを作るんだけど、これをダンナに頼めんのだわ。「おかゆは無精者に炊かせろ」 という言葉があるくらいだで、ボーッとしとるダンナにはもって来いだと思ったら、全然あかんのだて。火にかけてしばらくほっときゃええと言っとるのに、そういう時は待ち切れんらしく2〜3分おきに鍋をのぞきに行くんだわ。ほれで、見るだけならええけど、しゃもじでゴテゴテとこねくり回すもんで、出来上がりはおかゆじゃなく、まるっと糊・・・ま〜っ、わやだでいかんわ。
148.心臓
この前、姉と電話でしゃべっとるうちに、手の大きさの話になった。姉の夫、つま
り義理の兄さまは体の割りにかわいい「おてて」をしとるらしい。ほんで夕方、うちのダンナの手を見たら、まあ野太い手だったわ。そう言やあ、握りこぶしがその人の心臓の大きさだと聞いた事があるもんで、ダンナにグーをさせてみた。ほれでダンナに、「それがあんたの心臓の大きさだよ」 と言いつつ、ふと手の甲を見たら、やらしいなあ、甲に毛が生えとるでいかんが。上に無いのに、ここにはあるがや。やっぱ、おみゃあは心臓に毛が生えとる男だわ。
147.めずらしく
夕飯に何を作っても、ウンともスンとも言わず、ただ黙〜〜〜って食べとるダン
ナ。ほんでも、昨夜はめずらしくおかずをほめてくれたがね。「おっ、うまいがや、この刺身!」・・・そうでしょう?だって私が手間ヒマかけて、さっきパックから出したんだで・・・って、たあけ!わしが作ったおかずには、何も言わんくせに刺身ばっかほめやがって、この
ド たあけ!
146.ドキドキ
わしよ〜、最近ダンナとまともにしゃべっとると、心の臓がアブってくるんだわな。
ほんだで、ダンナに 「あんたとしゃべると心臓がドキドキしてくるでいかんわ」と言ったった。ほんなら、ダンナが 「あ〜、やっぱりなあ。何だかんだ言って、お前オレの事が好きなんだろう?」 とこきゃがったわ。あのよ〜、おっさん!わしがドキドキするのは、イライラから来る 動悸だわ、
動悸!誰が、おみゃあごときに、胸の高鳴りを感じるか、ボケッ!!
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