180.きのこ
昨日、眼の裏に「きのこ」ができたという人がおったがね。まさに「目からきのこ!」とふざけとる場合じゃないわ。どうぞ、お大事に!その「きのこ」で友人から聞いた話をひとつ。友人の近所の家の爺様がある日、「腹が痛い」と訴え様子を見とったけど、おさまる気配も無く、家族が病院に連れて行った。ほんでレントゲンを撮ったら、腸のあたりにイヤ〜な白い影が写っとたらしい。医者に「手術して取り出してみないと、白い影の正体がわからない」と言われ、すぐ手術に踏み切ったんだと。家族が心配する中、腹から出て来たのが何と「しいたけ」、地井武男じゃないよ。小ぶりのしいたけが丸ごと一本出て来たらしい。そう言やあ、きのこ類って、ついうっかりそのまま飲み込む事があるで、その爺様も誤ってツルンと飲み込んじゃったんだろうネ。ほんだで、高齢者には「しいたけ」なんかは細かく刻んで出してあげた方が無難かもしれんよ。
179.ドキドキ
昨日、血圧の話がちょびっと出とったがんなあ。ワシ普段は何とも無いけど、ダンナとしゃべると血圧が上がる様な気がする。この前も例のごとく、ダンナがワシの言葉にかぶせてしゃべるんだわな。ほんでも、かぶせた割りに話がかみ合わんもんで、段々イラついて来てよ〜、ダンナに「あんたとしゃべると、ワシ胸がドキドキして来るわ」と言ったら、「おう、やっぱりなあ。お前、何だかんだ言ってオレの事が好きなんだろう」とぬかしやがったわ、あのハゲが・・・。誰がおみゃあなんかにときめきを感じるか、たあけ!ワシがドキドキすると言ったのは、イライラから来る動悸だわ、動悸!本当におみゃあ見とると、汗が出て来るでいかんわ。
178.八百屋のやっちゃん
私事ですが、昨日八百屋のやっちゃんから宅急便が届きました。やっちゃん、また気を遣ってどんな貢物を送ってくれたんだろうと、ダンボール箱をあけたら中から一回り小さい箱が出て来た。中身は多分、割れ物か何かで箱を二重にしたんだなと思ってあけたら、また箱が出てきたんだわ。そこでワシ、やっとピン!と来てよ〜。くそっ、八百屋め!やりゃがったなと思いつつも笑いがこみ上げて来た。しかもそれぞれの箱は、ガムテープでしっかり止めてあるもんで、
あけるのに時間がかかったわ
。ほんで4個目の箱でようやく、やっちゃんからのメッセージがあった。ある要件の事が書いてあり、そのあと追伸で “タクマファンクラブ日帰りツアーの時の土産を入れておきました。温かいご飯にのせて食べると、おいしくいただけます。新米にピッタリ” と書いてあって、出て来た土産がブルーベリージャム・・・さすがグルメのやっちゃん、新米にはブルーベリージャムだよなって、たあけ! おい、八百屋聞いとるか!? おみゃあはよ〜、おみゃあは・・・・・おもしろすぎる!!
177.お弁当の話
忘れもしない、あれはワシが小学4年の時、ある土曜日午後から運動会の練習があり、お弁当を持って行く事になった。お昼になって、みんなお弁当を食べ始めたんだけど、通路をはさんで斜め前の席に座っとったSさんが持って来たのは、食パン(5〜6枚入り)1袋と長さ10cmほどの棒状のマーガリンだった。彼女はひざの上にパンを1枚乗せて、マーガリンを塗ろうとするけどうまく行かない。今のようにソフトマーガリンなど無く、固いマーガリンしか無かったでね。ほんでSさんはマーガリンに「はあっ」と息をかけては、パンにこすり付ける様にしとったけど、やがてパンがボロボロになって来て、最後は食パンだけを食べとった。それを見た時、子供心にも本当に「せつない」と思った。その日のワシの弁当は、当時大好きだった砂糖をいっぱい入れた甘い卵焼きとキャベツ、魚肉ソーセージを炒めたものが少しという、お世辞にもおしゃれとは言えん物だったけど、その時は母が作ってくれた弁当が輝いて見えた。その後Sさんとは同じクラスになる事も無く、彼女が今どうしているかはわからんけど、きっとおいしいお弁当を作る優しいお母さんになっている事でしょう。(昭和40年頃の話です)
176.石
ピッ、ポッ、タクちゃん今何時?ところでタクちゃん、石はどうなった?まだ尿道へ行っとらんのか?タクちゃん、毎日みゆき姫の顔を見とってもあかんのか、おかしいなぁ。だって、みゆき姫はタクちゃんの恋にょうどう・・・それは恋女房!わかっとるわ。ヤワラちゃんが金メダルを取った種目は尿道、それは柔道!やかましい。ワシはタクちゃんを励ましとるんだで黙って聞けっちゅうの。ほんならよ〜ある有名人に助けてもらったらどうだ?その人、今缶コーヒーのCMに出採る賀や、石出し蓮司!それは、石橋蓮司や。もし会えんかったら“ガッツ石出し”でもええぞ。顔を見ただけで石がカチ〜ン、コロンと出て楽勝だわ、きっと・・・
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