過去の遺物   ご覧のページは 最強のリスナー(126-130) です。


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  最強のリスナー(126−130)

  はな毛が、はっ!なげぇ!

 

 

130.行って来い 

年末に母が足を骨折した頃、同居しとる姉が他の用事が重なって忙しい時があった。心優しい“エンゼルはな毛”としては見かねて、2〜3日手伝いに行こうかなと思い、ダンナに相談したんだわ。ほんなら、いつも「オレのメシは?」と言うダンナが 「おう、行って来い 行って来い。姉妹は助け合わないかんで」 と満面の笑みで、もっともらしい事を言いよったわ。ほんですぐ姉にTELしたら 「何とかなるで、大丈夫だよ」 と言う返事だったもんで、結局行かん事にしたんだわ。ほんでダンナに、その事を伝えると 「ふ〜ん、行かへんのか。ふ〜ん・・・・・」 とあからさまにがっかりしやがってよ〜、何だ!? その落胆ぶりは!わしがおらん方がええのかい。おみゃあが、そういう態度でおる限り、わしゃ ずっと家に居続けてやる

 

 

 129.焼き鳥 

この前スーパーで、よりどり5本で300円という焼き鳥バイキングをやっとったので、ネギマとレバーを買った。ほんで夕飯にレバーを食べようとしたら、何か犬みたいな臭いがするんだわ。それも濡れた犬の臭いに近いんだて。言っとくけど、決して腐っとるわけでは無く、味もそこそこなんだけどよ〜、でも犬の臭いがするんだわな。臭いけど食べたい、食べたいけど臭い。あっ、やっぱり濡れた犬の臭い・・・でも食べたいし、思わず あ〜イザベ〜ル!

 

 

 128.涙 

いつも、お昼は愛妻弁当を食べとるダンナの同僚Sが、昨日は小鍋と袋入りのインスタントラーメンを持って出勤したらしい。ダンナがわけを聞いたら、前の晩に夫婦ゲンカして、ダンナさんがきつい言い方をしたら、奥さんが泣き出してまったらしいわ。ほんで、とても弁当を作ってもらえる雰囲気じゃ無いもんで、ラーメン持参になったんだと。その話をしながら、ダンナ 私の顔見て 「お前ってケンカしても泣いた事無いね」 と言うもんで、「何をこいとる。あんたが知らんだけで、何度一人で涙したことか・・・」 と言ったったら 「ほう〜」 とこきゃがったんだ。何が 「ほう〜」だ! ただわしの場合は、あんたにきつい事言われて泣いたんじゃないでよ〜。おみゃあのあまりの情けなさに、涙が出るんだわと言ったった。

 

 

 127.歯医者 

少し前に病院で 「息を吸って・・・吐いて・・・」 と言われた時、口で 「スー、ハァー」 と言った人がおるという話があったけど、わしも今 歯医者に通っとるもんで 「はい、口をあ〜んとして」 と言われた時、「あ〜ん」 と言ってみたくてさ、ほんで医者が「はい、噛んで」 と言った時は、先生の指を噛み、「はい、ゆすいで」 と言われた時、手をゆすいだら どんな顔するだろうとか、とにかく一発ボケかましたくて、かましたくて うずうずしとるんだわ。でも歯医者さんとそれほど親しい間柄でも無く、わしもこれ以上 世間を狭くしたく無いもんで、さすがに ようやらんけどよー、歯医者通いも あと一回で終了・・・ちょっと心残りな私です。

 

 

126.じゃんけん夫婦 

この前、夕飯にアジの塩焼きを出した。焼き上がったアジをダンナに見せて「あんた好きな方取りゃあ」 と選ばせて、さあ いただきますという時にダンナが私のアジをジーッと見て 「お前の方が大きくない?」 と こきゃがった。あんたさぁ、たった今こっちがええって自分で選んだがや。もう、うっとおしいもんで 「じゃあ、私のと替えるたるが・・・」 と言ったら 「ええわ、これで」 と言いつつ、まだ私のアジを目で追いやがってよー。ほんで私 「じゃんけん夫婦」 の話 思い出して、ダンナに 「じゃんけんで勝った人が好きな方を取ろまい」 とチャンスを与えてやったんだけど、まぁ不細工な男だ、負けやがったんだわ。そしたらダンナ、“池乃めだか”みたいに目をこすって泣きまねしとるんだわ。泣かんでも ええがや、たあけ!

 

 

 

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