私がハゲをきらいなわけ

ハゲなんてきらいだ。シャンプーとリンスまで使うなんて、 見栄っ張りのやる事だ。床屋に行かなきゃサッパリしないなんて、負けず嫌いが言う事だ。ハゲ頭の光は、まぶしい。まともに見ると目がシバシバするぐらいだ。ダンナの頭は、ケツみたいだからきらいだ。ケツは毛が生えているから、もっときらいだ。そうやってシャンプーだ、床屋だとほざいているのも今のうちさ。そのうち一本残らず抜け落ちるんだから。ゴツン！あっ、痛たたっ！ダンナに頭突きをくらわしたら、私の方が痛い。ダンナが勝ち誇った様に、「痛いの、痛いの飛んで行け〜」　と言って、私の頭をゴリゴリと強くさすってくれた。私が痛いのをがまんしているのに・・・うわ〜ん（涙）　ハゲ頭は、硬くてまぶしくて、ちょっとくさい。だから私は、ハゲがきらいなんだ。