遊原工房

渡辺桂子の作品

目次

EAST

銀通しの絹地を灰色に染めた後、顔料で桜を、ふっくらと描きました。

緑色にきらめく松葉の芯に玉虫の羽を、白く輝く梅の花びらに螺鈿を使い、
細い松の葉は銀の糊を、糊筒から絞り出しています。

叩き糊と、糸目糊の技法で、生地の白さを残し、要所を銀の糸目糊で際立たせています。

WEST

金通しの生地をやわらかな緑色に引き染めして、ギリシアの木の実を、友禅で表しました。

智の女神アテネの使いとして、神話で有名な鳥をユーモラスに染めました。
こんな帯を身に付けた日は足取りも軽くなるでしょう。

パーティーで話題になりそうなユニコーンの帯です。一角には虹色の螺鈿を使いました。