スウェーデン研修について

国際事情 (スウェーデン)

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 1 通年 児 玉 善 郎

テ|マ スウェーデンにおける社会福祉の先進的取り組みとその背景にあ
る文化を学ぶ

講義のねらい
 社会福祉の国際比較において、 最も進んだ国の筆頭にあげられるのがスウェーデン
であろう。 スウェーデンの社会福祉はどのように構築されてきたのか、 そこにはどのよ
うな選択があったのか。 この科目は、 スウェーデンの文化、 生活事情なども学びなが
ら、 その社会福祉について見聞を深める入門プログラムである。 講義は、 受講者の自
主的な事前学習と実際に現地での視察・体験を通じて、 社会福祉の根底に流れるもの
を学び取ることを目的としている。 社会福祉システムは、 それぞれの国の歴史や文化
を背景にして形成されているものであることをふまえ、 この研修を通じて日本の社会福
祉の将来を展望し得る視点を育んでいけることを期待する。
 (T. 履修ガイド 「スウェーデン福祉・文化研修について」 参照)

講義のながれ
 履修希望者への説明会と選考を経て
7月 第1回 (班分けなど)
9月 訓覇先生特別講義 (2回) (集中講義 「比較福祉論」 を可能な限り聴講)
10 月−2月   事前学習7回および語学研修等
2月 結団式
2月  現地研修 (講義3回、 施設訪問、 現地交流等)
3月 事後報告会・リポート提出 (1回)
 

学習条件・履修上求められるもの
 自主的な参加と学習態度によって現地での視察が生きたものとなるため、 積極的に
学ぶ意欲のある学生を歓迎する。 語学研修、 特別講義、 旅行社、 現地でお世話にな
る方々など多くの方の協力によって実施される科目であるので、 明確な目的意識を持っ
て臨んでほしい。
 この科目は学年の枠を越えて開催されているので、 学年が偏らないように構成できれ
ば知的刺激が得られるゼミ形式の交流が実現すると思われる。

成績評価
 事前・現地・事後研修で通算約 18 回の予定である。 最低でも 2/3 以上の出席を評
価の基準とし、 事前事後を通じた学習内容とリポートによって総合的な評価を行なう。
 


                    
               
                      
この研修で一番感じたことは、スウェーデンの社会福祉はもとより自分自身について考
える事が多く、自分自身の存在や考え方、今まで考える事のなかった“自分”という存在
について認識する自己発見の旅であったということである。

異文化に触れ、感動した事や初めて体験する事、現地の人とのコミュニケーションを通
じて英語を話すことの面白さや、スウェーデン・デンマークの街並みを歩いたり、買い物
をしたり、さまざまなことを経験した。特に実感した事は、自分の英語が世界で通用して
いる事だった。これはかなり自信がついた。(だてに英語の時間マイケルカーラーに鍛え
てもらっているだけある・・・。)

スウェーデンの高齢者や障害者は生き生きしていた。人権や権利が認められていて、で
きることは他人に頼らず自ら積極的に行動し、自立していた。服装もおしゃれでネックレ
スやピアスとかしていて雰囲気がとても自由だった!!


《思ったこと・感じたこと》

・初の海外旅行でスウェーデンに行くということだったが、実は初の海外はドイツであっ
た。フランクフルト空港で初めて気づく…。

・フランクフルト空港で、河本さんと僕達4人でユーロとスウェーデンクローネに替えに行
ったときスーツケースに爆弾が仕掛けられていると聞いて、かなり真っ青になる。正直も
う駄目だと思った。地下通路を通り、念入りなボディーチェックを通過してみんなと合流で
きた。ある意味、すごい経験をした。

・初海外の買い物は、ライン空港で買ったガムだった。外国の通貨を使かえたことにちょ
っと感動!

・2日目、訓覇さんのガイドでストックホルム市内の見学。市庁舎のような建物が一般市
民に公開されている事が印象的だった。平和の壁画が何かを訴えかけているようだっ
た。街並みで気づいた事は、建物の統一性があって整備されきれいだったことと、街中
のいたるところに彫刻の石造があったことが印象的。(日本でいうハチ公や西郷隆盛像
ってところ!?)

・ボーダフォンを買う(プリペイド式)。インテリアとして前々から欲しかった!!
 しかも初海外通話!!が、河本さんにホテルに帰るのが遅くなるという連絡の電話だ
 った…。

・朝、デジモンとセーラームーンがやっていたのにビビる。日本のアニメはやはり世界ト 
 ップレベルだ!!

・Pioformaでスウェーデンの障害者の(一部ではあるが)素顔を見ることが出来た。みん
 な本当に楽しそうに仕事をしているように見えた。とても自由な雰囲気だった。
 休憩している障害者の方がタバコを吸っていたりと日本では考えられないほど自由な 
 雰囲気だった。

・スウェーデンの星空を見た。日本では見たことのないような天の川を見た。と同時にH
 谷川さんの正座の知識に感動。いろいろ教えてもらった。

・教授の息子とその友達といろいろ話す。15歳なのにずいぶんと大人に見えたな〜。テ
 ツandトモの「なんでだろう〜♪」というギャグにはまっていた。どうやらスウェーデンの
 若者文化の代表的なものはファイナルファンタジーUがはやっているらしい。牛タンゲ
 ームと日本の代表的な食べもの(梅干し・さんまの蒲焼)を体験してもらったりみんなで
 その時間を楽しんだ!

・初の国際電話をする。ホテルで電話をした。家族と親しい友人に電話したけど、トラブ 
 ル発生。友達の携帯に電話をしたとき電話番号をまちがえてかけてしまって知らない 
 人が出てビビッた。しかもこっちも調子に乗って英語で話してたから相手も相当混乱し
 た事間違いなし…。ごめんなさい。国際間違い電話経験。

・日本の文化について現地の宿泊者と交流した。発表した英語は…、でもなんとか無事
 発表が出来てよかった!現地の人との交流で、自分の英語力に自信がついた。自分
 のへなちょこ英語でちゃんと会話が成立しているのだ。話せば話すほどもっともっと英
 語が話したい、もっと勉強したいという気持ちが生まれた。
 日本の文化として書道を知ってもらった。色紙に「平和」という字を書いて現地の人に 
 プレゼントした。文字の意味を説明したら、みんな喜んでくれた半面、本当にそのよう 
 な世の中になってほしいといっていた。(こういう世界情勢なので…)

・同じ北欧のデンマークなのにスウェーデンの街並みとかなり違うものだった。デンマー 
 クで買い物を楽しむ。スポーツショップで頼まれていたベッカムのユニホームを買う。店
 員の人と話して、「日本でベッカム大ブレイクですよ!!」って話したら「I notice!(知
 ってるよ!)」といわれてしまった!

・最後の夜、デンマークの地ビールを飲む。あんま飲んでいないのに疲れからか思いっ
 きり悪酔いをしてしまう…。あんまり記憶がない。なんか他のみんなに迷惑をかけたら
 しい…。ごめんなさい…。でもビールは美味かった!!

・無事名古屋空港に無事ついて解散した後、帰国の電話&メールを打とうとしたら携帯
 が充電切れに…。しょうがないから空港の多目的トイレで携帯を充電していたら友達に
 おいていかれてしまった…。結局追いつかずそのまま実家に帰った。


現地での日記からの抜粋。
いいおもいでになったな〜と思う今日この頃。


スウェーデン研修総括レポート

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