患者さんはもとより、健康な常滑市民のみなさんにも「顧客」として目を配り、「顧客とのコミュニケーション日本一」を目指し、顧客のニーズにこたえる、適切な情報提供、予防の推進、医療の提供及び健全な病院運営を実現します。
医療にかかわるすべての「スタッフ間のコミュニケーション日本一」を目指し、病院全体が、一つのチームになって、安全で質の高い、人間的な医療を実践します。また、たゆまぬ努力と研鑽、学び合いと高め合いを通じ、高度な知識と技術、そして豊かな人間性を備えた、質の高い医療人を育成します。
地域の他の医療機関、福祉施設や行政などとの「地域連携コミュニケーション日本一」を目指して、適切な役割分担を実現し、地域住民の健康の維持・増進に寄与することで、常滑市の魅力向上と発展に貢献します。
急性期医療を主体としつつ、亜急性期医療、回復期医療等にも取り組む。
2次医療の提供を基本とし、部分的、選択的に、さらに高次の医療提供を行う。
市民の期待に応えるため、引き続き、救急医療に取り組む。
知多半島医療圏全体の中で、近隣の医療機関及び福祉施設等との連携を図りつつ、当院の役割を果たす。
中部国際空港直近病院の責務として、感染症医療に積極的に取り組む。
現在、高齢者を中心に医療需要の多い呼吸器疾患及び整形疾患、市民の疾病比率が高い糖尿病及び腎疾患、患者数が多く市民の関心が高いがん、今後増加が予想される心疾患及び脳血管疾患に対応できる医療体制を整備する。
臨床研修・教育を充実させ、優秀な医療従事者を育成・確保し、医療の質の向上を図る。
病院スタッフが仕事にやりがいを感じ、かつ、働きやすい環境を整備する。
新病院が、現在および将来の市民の経済的負担により建設され、支えられることを踏まえ、医療の公共性を確保しつつ、魅力と活気にあふれる病院を目指すと同時に、合理的かつ効率的な経営に努め、健全で自立した経営基盤を確立する。
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建設地 | 愛知県常滑市飛香台3丁目3番地内 |
敷地面積 | 約30,000u |
階数構造 | 地上7階(7階機械室)、鉄骨鉄筋コンクリート造、免震構造 |
延床面積 | 約31,140u(立体駐車場を含む) |
診療科 | 総合内科、循環器内科、呼吸器内科、内分泌・代謝内科、消化器内科、血液内科、神経内科、腎臓内科、心療内科、外科、血管外科、脳神経外科、整形外科、泌尿器科、小児科、婦人科、皮膚科、眼科、耳鼻いんこう科、放射線科、リハビリテーション科、麻酔科、歯科口腔外科 |
病床数 | 266床(HCU5床、無菌病室2床、回復期リハビリ病室41床、特定感染症病室2床、特別個室2床、一般病室214床) |
駐車場 | 合計913台 平面駐車場286台(身障者10台、保健センター・健診センター70台)、立体駐車場460台(身障者10台) |
附属施設 | とこなめホール、血液浄化センター、外来化学療法、健診センター、保健センター、特定感染症病室 |
■新病院建設予定地(広域地図)
■新病院建設予定地(詳細地図)
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来院者のアクセスに配慮したアプローチロータリーを中心と した立体駐車場出入口・バス乗降場・タクシー乗場・正面玄 関車寄せ障がい者専用駐車場の配置による分かりやすい動線計画とします。
立体駐車場(2層3段)は、敷地レベルの高低差を活用し、1階を半地下形状にして高さを抑えることで、周囲の景観に十分に配慮します。また屋根のある駐車場2階部分と病院棟1階レベルがフラットに連絡するため 正面玄関まで大庇(ひさし)をつけることで雨がかりなく来院できる計画としています。
南側職員駐車場エリアは、診療部門の新設や増設を想定した将来増築スペースとします。
@トリアージを想定した平面計画
A津波に配慮した建設地
B免震構造の採用
Cライフライン維持の徹底
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正面玄関前での送迎やバス・タクシーの乗降に配慮し、正面玄関上部には大庇(ひさし)を設けます。
歩行者や自転車は北側グリーンベルトや南側からもアクセスできる計画とします。また駐輪場も整備します。
正面玄関付近にバス待合室、またロータリー内にバス待機所を配置することでバスの乗入れに対応できます。
職員・サービスおよび救急動線は西側道路よりアプローチすることで一般動線と明確に分離します。なかでも救急動線は、西側道路から近い位置に専用車寄せを設けて迅速な患 者搬送を可能とします。
病院棟はメインアクセス道路となる北側道路に近い北西寄りエリアに配置して建物正面に十分なスペースを確保することで、周囲の住宅に威圧感のないゆったりとした街並みの形成と住環境保護に配慮します。
病院棟正面エリアや北側の道路沿い、南側の街並みにつな がる部分に地域に開放された十分な広さの緑地空間や自由に通り抜けが出来る遊歩道・小広場を設けることで、気軽に立ち寄れる病院とします。
病院西側は保健センターと健診センターの専用駐車場とし、一般患者と区分した専用出入口を設けます。
正面玄関すぐ北側の障がい者用駐車場には庇を設けることで、正面玄関まで雨がかりなく移動できます。
立体駐車場は敷地南東エリアに配置し将来東方向へ増設できる計画としています。
災害時には機能的なトリアージを実現するため、エントランスホールを軽症ゾーン、外来診療部を中症ゾーン救急部門を重症ゾーンとして各々の機能を明確化します。
また南海トラフ地震などの大震災時には救急部門と隣接するとこなめホールを救護スペースとして一体的な運用を計画します。
また吹抜けの2階部分からは、エントランスホールを見渡すことができ、的確な指示や状況把握が可能となります。
内閣府の発表資料によると、南海トラフ地震において常滑市では8mの大きな津波が予想されていますが、建設予定地は知多半島の中央部、標高30mの高台を予定しています。
内閣府の発表資料によると、南海トラフ地震において常滑市では震度6強以上の大きな揺れが予想されています。このような大きな地震時であっても病院機能が維持できるよう、新病院では免震構造を採用します。
病院事業継続計画(MCP)の策定とともに、災害時であってもライフラインが断絶することなく病院機能を維持できるような計画とします。
電力:2つの変電所からの2回線引受電や非常用発電機、無停電装置の導入を予定しています。
水道:井戸水の利用や受水槽の設置により必要な水量を確保します。
2層吹き抜けのエントランスホールからは1・2階の診療ゾーン全体が見渡せます。また
ホールから斜めに伸びる見通しの良いホスピタルストリートに沿って、雁行に配置された外来待合は東側のグリーンベルトに面
し、自然光と緑に満ちた明るい空間です。
ホスピタルストリートを挟んで中央処置、生理検査、放射線、内視鏡を隣接配置
することで患者動線を短縮します。
救急部門から手術室や検査部門へは機能的な院内搬送を実現する配置とします。
保健センターと健診センターは一般患者と区分した動線を計画します。また医局や管理部門などのある2階に合築することで、連携した保健予防活動を目指していきます。
手術、アンギオ、HCU、外科系病棟からなる高度医療フロアとします。また国際空港直近病院として特定感染症病床を整備します。
各階東西2病棟からなり、スタッフステーション中心の病室配置により病室への見通しを良くし、移動距離を短縮することで「身近な看護」と「見守られている」という安心感を提供します。また病棟の突き当りは明るく、開放的なデイコーナーとします。
4床室は四角い整形な病室でありながら、各ベッドに窓のある新しい形の個室的4床室とします。
最上階の景観を活かした開放的なリハビリ部門と回復期リハビリ病棟を一体的に配置し、西側には屋上リハビリ庭園を併設します。また眺望のよい「海の見えるレストラン」を設けます。
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現在、設計者の鞄建設計と施工候補者の鹿島建設鰍ニ協同して実施設計を行っております。
また建設現場では土砂搬出工事を行っております。近隣住民の方々にはご迷惑をおかけしておりますがご協力お願いいたします。
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常滑市では、これからの市民ニーズ、病院経営、医療資源、市財政などの諸条件を踏まえつつ、将来にわたり、全市民から「本当にあってよかった」「私たちが支えていこう」と思ってもらえるような新病院のあり方を議論していただくため、この「100人会議」を立ち上げました。
「地域にとって、市民にとって、本当に必要な病院づくり」を目標に、様々なテーマに沿って話し合い、ご意見を出していただきました。
新病院の基本理念である「コミュニケーション日本一の病院」を目指した取り組みの一環として、昨年開催しました「みんなで創ろう!!新・常滑市民病院100人会議」に参加していただいたメンバーの方を対象に「新病院設計ワークショップ」を開催します。
ワークショップは、病院(建築)の構成・要素などをご紹介するオリエンテーションから始まり、先進病院の視察を行った後、新病院の設計内容について話し合い、ご意見を出していただきました。
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■医療スタッフの方へ
常滑市民病院では医師・研修医・看護師・技師の募集をしております。
詳細につきましては常滑市民病院ホームページの採用案内をご覧ください。
■業者の方へ
新病院建設室では建設に関わる各種プロポーザルを実施しております。
詳しくは常滑市役所ホームページをご覧ください。
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