研修医募集案内

平成26年度研修医募集について平成25年4月1日改定

まずは病院見学に来てみてください。 大学の最寄り駅から当院まで(名古屋鉄道 常滑線常滑駅)の交通費はお支払いいたします。

1. 研修体制

管理型臨床研修病院
【臨床研修管理委員会】
委員長 中村 英伸(副院長)
プログラム責任者 滝 昌弘(副院長)
委員会開催 月1回(研修医参加)
【教育指定】
  • 日本内科学会認定医制度教育関連病院
  • 日本消化器病学会認定関連施設
  • 日本血液学会認定研修施設
  • 日本外科学会専門医制度指定修練施設
  • 日本消化器外科学会専門医制度指定修練施設(認定施設)
  • 日本乳癌学会専門医制度関連施設
  • 日本泌尿器学会専門医教育施設
  • 日本眼科学会専門医制度研修施設
  • 日本耳鼻咽喉学会専門医制度研修認定施設
【平成26年度臨床研修カリキュラム】

A 前期研修プログラム ▼見る▲閉じる

1. 基本研修スケジュール(例)

2. 基礎研修(4月1日〜4月中旬)
カリキュラム(予定)

・臨床研修オリエンテーション ・院内紹介
・新病院について
・診療行為の基本と診療録 ・血液製剤の取り扱い
・薬剤の取り扱い
・症例検討会
微生物検査 (実習) ACLS、BLS (実習)
体位変換の基本 (実習)
・感染対策 ・医療廃棄物
・医療安全
・NST、摂食機能障害 ・尿路感染予防
・気管内吸引の基本
・輸液ラインの管理
・胃瘻ケア
一般検査 (実習)
臨床化学 (実習)
免疫検査 (実習)
生理検査 (実習) 血液検査 (実習)
輸血検査 (実習)
静脈注射 (実習)
点滴・輸液ポンプ (実習)
・酸素療法 ・健康管理室
病理管理室 (実習)

3. 救急基礎研修 4月中旬~5月中旬

  • 当院の救急マニュアルをテキストとして使用し、各項目について各診療科の指導医が講義。
  • 基礎的診療技術を習得するため小児科、外科及び整形外科を1~2週、半日実習。
  • 時間内救急患者をそれぞれの指導医とともに診療し研修する。

4. 各科研修時期と期間は、研修医の希望と各科の研修責任者とで調整する。

B 後期研修プログラム ▼見る▲閉じる

I. 内科

前期研修を終了した医師は専攻医として内科の後期研修を行う。研修期間は、原則、3年間とし、以下のプログラムにより行う。

【専攻医の身分】

原則として、正規職員に任用する。

【諸手当】

職員の支給規定による。

【専攻医の目標】
  • Ⅰ.専攻医1年目(通算3年目)、遅くとも専攻医2年目(通算4年目)、修了時点での認定内科医の取得をめざす。
  • Ⅱ.当院にて継続して勤務した場合、認定内科医取得後さらに5年間経過した時点(通算で最短8年間)での総合内科専門医の取得をめざす。
  • Ⅲ.内科のプライマリケア医としての知識と技術を習得する。
  • Ⅳ.専攻した科における専門医としての知識と技術を習得し、認定医(専門医)の取得をめざす。
【各年毎のプログラム】

1.専攻医1年目(通算3年目)

(1)プログラム

  • Ⅰ.内科各科をローテートすることを推奨するが、初めから専攻する科に固定したい希望があれば認める。
  • Ⅱ.ローテートの場合、消化器科・循環器・血液・内分泌科・神経内科・腎臓内科の各科をローテートする。期間と時期は希望に応じる。また、研修を希望しない科はローテートしなくてもよい。
  • Ⅲ.呼吸器内科等、当院に常勤医が不在の科については、本人の希望があれば、他の教育病院で一定期間研修を受けることができる(1カ月程度を想定)。派遣先の病院・時期・期間等については、関係部署と協議をして決める。
  • Ⅳ.内科以外の科を研修したいという希望があれば、関係部署と協議をして一定期間認める。

(2)業務内容

  • Ⅰ.主としてローテート中の科の診療業務を行う。
  • Ⅱ.外来の再診枠を1単位担当し、そこで自分の患者のフォローと研修中の科の診療を行う。
  • Ⅲ.新患外来、救急当番、当直等、内科全体の業務も行う。他施設に出ている期間は、内科全体の業務のうち、休日の当直を行う。
  • Ⅳ.腹部エコー、心エコー、上部消化管透視等の基本的な検査については、希望があれば、恒常的に研修することができる。

具体的な業務については専攻医と関係者で協議して決定する。


(3)資格取得等について

通算3年目修了時点での認定内科医の取得をめざす。


2.専攻医2年目(通算4年目)

(1)プログラム

  • Ⅰ.内科の中で専攻する科を決めそこに固定することを推奨する。研修内容は専攻する科での研修プログラムに従う。しかし、ローテート研修を続けたい希望は認める。
  • Ⅱ.呼吸器内科等、当院に常勤医が不在の科については、本人の希望があれば、他の教育病院で一定期間研修を受けることができる(1カ月程度を想定)。派遣先の病院・時期・期間等については、関係部署と協議をして決める。

(2)業務内容

  • Ⅰ.主として専攻中の科の診療業務を行う。
  • Ⅱ.外来の再診枠を2コマ(1日あるいは半日×2)程度(あるいは適切数)持ち、そこで自分の患者のフォローおよび専門外来としての業務を行う。
  • Ⅲ.新患外来、救急当番、当直等、内科全体の業務も行う。他施設に出ている期間は、内科全体の業務のうち、休日の当直を行う。
  • Ⅳ.通算3年目と同様に、腹部エコー、心エコー、上部消化管透視等の基本的な検査については、希望があれば、恒常的に参加することができる。

具体的な業務については専攻医と関係者で協議して決定する。


(3)資格取得等について

通算4年目修了時点での認定内科医の取得をめざす。


3.専攻医3年目(通算5年目)以後

(1)プログラム

  • Ⅰ.原則、内科の中で専攻する科を決めそこに固定することを推奨する。研修内容は専攻した科のプログラムに従う。しかし、専門科にとらわれない内科全体としての診療を広く続けていきたい、という希望があれば、それも認める。

(2)業務内容

  • Ⅰ.主として専攻する科の中心スタッフとしての診療業務を行う。
  • Ⅱ.専攻する科の外来の再診枠を適切数持ち、そこで専攻する科の専門的な外来診療を行う。
  • Ⅲ.新患外来、救急当番、当直等、内科全体の業務も行う。
  • Ⅳ.腹部エコー、心エコー、上部消化管透視等の基本的な検査については、希望があれば、恒常的に参加することができる。

具体的な業務については専攻医と関係者で協議して決定する。


(3)資格取得等について

  • Ⅰ.必ず全員が通算5年目修了時点での認定内科医の取得をめざす。
  • Ⅱ.専攻する科においても専門的な資格取得をめざす。
  • Ⅲ.当院にて継続して勤務した場合、認定内科医取得後さらに5年間経過した時点(通算で最短で8年間)での総合内科専門医の取得をめざす。

【給与】

毎月の諸手当、年2回の期末・勤勉手当を含む。
当直の回数により、以下の年収が予測される。

  平均当直回数
平日1回、休日1回 平日2回、休日1回 平日3回、休日1回
専攻医1年目 約898万円 約939万円 約981万円
専攻医2年目 約929万円 約971万円 約1,013万円
専攻医3年目 約978万円 約1,009万円 約1,041万円

上記の金額に時間外勤務時間数により時間外手当を加算する。

【学会出張】

県外出張の旅費支給は、年3回、総額15万円までとする。県内は旅費参加費を支給する。

II. 外科

当院は日本外科専門医制度関連施設になっており、研修の内容については希望者と担当者が相談の上、決定する。

III. 眼科、泌尿器科、耳鼻咽喉科

当院は日本眼科学会専門医制度研修施設、日本泌尿器学会専門医教育施設、日本耳鼻咽喉学会研修認定施設になっており、各科医局のローテーションに従い実施し、研修の内容については希望者と担当者が相談の上、決定する。

IV. その他

上記、II・IIIに該当する専攻医の身分、給料等は、内科の専攻医に準ずるものとする。

【募集人員】

3名

【出願手続き】

医師免許証の写し、自筆履歴書(写真貼付)、専攻医志望の旨を記載してください。

【選考方法】

院長、副院長、臨床研修委員長との面接による。

【面接日】

平成25年8月、以後、適宜実施します。

☆詳しくはお問合せください。

応募連絡先

〒 479-8510 愛知県常滑市鯉江本町4丁目5番地
        

管理課庶務チーム(内線112)
電話 0569-35-3170 FAX 0569-34-8526
e-mail:byoinkanri@city.tokoname.lg.jp

応募をお待ちしています。


【研修委員会委員長あいさつ】

常滑市民病院での臨床研修

常滑市民病院での臨床研修は、大規模病院の多数の研修医を対象とした画一的なカリキュラムではなく、個々の希望に応じた研修です。 医療は医師だけではなく、多くのスタッフにより成り立っていますが、当院は中規模病院ですので、 それぞれの部門のスタッフの顔が見え、真の意味でのチーム医療が研修できます。内科のスタッフは総合、循環器、消化器、血液、神経内科の常勤医が揃い(呼吸器内科は非常勤)、救急は二次救急ですが、そこそこの忙しさの中で充実した研修ができます。指導の原則はマンツーマンです。 また、当院で研修できない基本的領域は他の施設での研修も可能です。セントレア中部国際空港の直近の病院で、名古屋から名鉄特急で約30分、 将来の発展が期待されています。当院での臨床研修を強くお勧めします。

平成25年4月
研修委員会委員長(副院長)中村 英伸

【指導医】 *は臨床研修指導医講習会受講者 17名)
《内科》

*鳥山 高伸(総合):内科学会認定総合内科専門医. *桑原 由孝(消化器):消化器内視鏡学会指導医.*高木 規夫(血液).*中村 英伸(循環器):内科学会研修医指導医、内分泌代謝科専門医.鯉江 伸(循環器).*大島 景(循環器):内科学会認定医、循環器学会専門医.*原田 修治(循環器):内科学会認定医、産業医.*越村 仁一(神経):内科学会認定内科医.中村 元典(消化器).竹田 泰史(消化器):消化器内視鏡学会専門医、消化器学会専門医、肝臓学会専門医

《外科》

*中山 隆(乳腺外科):外科学会専門医・指導医.*竹之内 靖(消化器外科):消化器外科学会専門医.井上 昌也(外科):外科学会専門医・認定医、消化器外科学会専門医・消化器がん外科治療認定医.中島 正彌(外科).岡田 明子(外科)

《脳神経外科》

*半田 隆:日本脳神経血管内治療学会専門医、日本脳神経外科学会専門医

     
《整形外科》

*石井 信和:日本整形外科学会専門医・リウマチ医・スポーツ医・運動器リハビリテーション医

《小児科》

*高橋 秀明:日本小児科学会専門医.*山本 光章:日本小児科学会専門医

《皮膚科》

*稲葉 浩子

《耳鼻咽喉科》

*岩垣 俊憲:耳鼻咽喉科学会専門医

《眼科》

*滝 昌弘:眼科学会専門医

《泌尿器科》

*三井 健司:泌尿器科学会専門医・指導医

     
《麻酔科》

加藤 忠

【協力施設】

大府病院(精神科)
中村クリニック(地域医療)
鷹津内科(地域医療)
杉江医院(地域医療)
安富医院(地域医療)

2. 臨床研修の概要

【研修の概要】
  • チューター制。
  • 着任後、オリエンテーションとして2週間の基礎研修と4週間の救急基礎研修。
  • 本研修スケジュールに各研修医の希望を入れる。
  • 当直は基礎研修終了後の5月から。当直明けは、原則として午後から職免とする。
【研修の特徴】
  • 中規模病院なので小回りがきいて全てのスタッフの顔が見える。
  • 救急医療は二次救急であるが、地域の中核病院で、内容は大規模病院に匹敵。平成23年度救急患者9,273人(1,668人)。(カッコ内は救急車搬送人数)
  • 医師としての基本的な手技はマンツーマンで手取り足取り。
  • 研修医の希望を重視。
  • 名古屋から名鉄特急で30分、高速で約30分と近く、沖合いに中部国際空港。空港の開港で常滑市は変貌発展。
  • ゆっくりじっくり研修したい人に向いている。
【研修開始時期】

平成26年4月から

【募集人員】

2名

【身分】

前期研修医は嘱託職員、3年目以降は原則として正規職員。宿舎有。社保有。 

【給与】

研修医1年目 約720万円  研修医2年目 約860万円
(但し、平日3回、休日1回の当直を行った場合)

【学会出張】

県外出張の旅費支給は年3回、総額15万円までとする。
県内出張は旅費、参加費を支給する。

【応募資格】

平成26年3月までに卒業または卒業見込みの者
(研修医採用最終決定については、医師国家試験合格が条件となります。)

【出願手続き】

研修医申込書、自筆履歴書(写真貼付)、卒業証明書または卒業見込み証明書、健康診断書

【選考方法】

院長、副院長、臨床研修委員長との面接による

【面接日】

随時
☆詳しくはお問合せください。

【病院見学】

随時 交通費支給
☆詳しくはお問合せください。

応募連絡先

〒 479-8510 愛知県常滑市鯉江本町4丁目5番地
管理課庶務チーム(内線112)
電話 0569-35-3170 FAX 0569-34-8526
e-mail:byoinkanri@city.tokoname.lg.jp
応募をお待ちしています。

【研修医の声1】

まだ研修を初めて1ケ月程度しか経っていませんが楽しく研修させてもらっています。というのも、研修医が少ないという事もあって2、3年目の先生達との繋がりがとても強く、同期が1人しかいないということを忘れてしまうほどだからです。

性格は様々ですが皆個性的で尊敬できる先輩たちばかりです。そんな先輩方に惹かれたのも僕が常滑市民病院を研修病院として選んだ大きな理由の一つです。

初期研修をするにあたって、皆さんが重視するところは沢山あると思います。専門性やまれな疾患の診断を重要視する人もいれば、研修医への手取り足取りの指導や講義がきちんとしているところを選ぶ人、さらに人によっては実際に色々と手技をさせてもらえるところがいいと言う人もいるでしょう。この病院は中規模ということもあり、「研修医への手取り足取りの指導や講義がきちんとしていたり」さらに「実際に色々と手技をさせてもらえたり」といった所に手が行きとどいています。残念ながら大病院の様に稀な疾患ばかりに携わったりする機会は比べると少ないです。しかしその分Common Diseaseと向きあい、目の前の患者さんの主訴へ向き合っていく姿勢は身につくと思います。もし初期研修に「実践力」を求めていたら常滑市民病院を候補の一つに入れてみて下さい。

また、研修病院を選ぶ上で「雰囲気」というのは重要な一つの要素だと僕は思っています。常滑市民病院は看護師さんを始め、技師さん、事務の方々などコメディカルの人達がとても親切で働きやすい病院となっています。2年間というある程度長い期間をすごす病院なので、その他の事が魅力的な病院であっても、自分とは合わない「雰囲気」の病院での研修はきっと辛いものになるかと思います。みなさんにお勧めするのは、自分の足で色々な病院を実際に見学に行き、是非自分に合った「雰囲気」の病院を見つけ出して下さい。

まだ時間はあると思いますので、じっくり研修病院を考えて、自分に合ったピッタリの病院に行ける事を願っています。もしその病院が常滑市民病院であったなら、ぜひ一緒に働きましょう。

常滑市民病院 研修医2年次 S


【研修医の声2】

私の常滑市民病院との最初の接点は、医学部六年次の春に参加した東海地方のレジナビでした。この説明会で明るく、元気で印象に残っていたため後日、病院見学に行ったところ上の先生がお忙しい中、事細かに病院、研修制度、当直体制について説明して下さいました。私は社会人を経て医学部に入ったため、この時点でかなりの年齢になっていて、それが就職においても影響するのではないかと心配していました。しかし院長先生をはじめ多くの先生方から熱心にお話をしていただき他の病院では感じなかった「温かさ」を感じました。

実際に常滑市民病院で臨床研修をして感じることは、本人の先生方は良い意味で「教え好き」の先生が多いことです。日常のご指導は懇切丁寧です。また研修医からの質問がどんなに初歩的な質問であっても、殆どの先生が快く教えてくださいます。旧来の虎の子教育のようなものと比べて一長一短あるのでしょうけれど、一日々実地に新しい知識を身につけている実感を得ています。

研修医同士の交流について述べます。本院の特徴のひとつとして研修医が毎年二人と少ないということがあります。そのことを短所ととるか長所ととるか様々だと思いますが私個人の意見としては少人数の研修医の方が私には合っているのかなと思っています。というのも、研修医2年目の先生方は後輩が少ないので公私にわたって可愛がって頂ける点もありがたい環境だなと思っています。研修医が少ないため仲が良く、指導医の先生には聞きにくいことや、臨床研修のノウハウのようなことに関して盛んに情報交換がおこなわれています。

私は他の職種を経験した後に医学部に入りました。常滑市民病院で医師として働いて思うのは、医師という仕事は肉体的にはハードな仕事だということ。しかし、それをおして余りある面白さとやり甲斐のある仕事であるということです。医学生の皆さんも医学部のカリキュラムや国家試験の準備に休む間もない生活をお送りのことと思います。医師国家試験に合格した後には、このような充実した日々があることを楽しみに頑張っていただきたいと思います。そして勉強に疲れたら気分転換でもいいので一度、常滑市民病院の見学に来てみてください!!

常滑市民病院 研修医2年次 Y