夏休みと皮膚科
 今夏を総括して際立った特徴は,当院に限らず全国的に例年にない蜂刺症の多発であり,ショックをおこして入院を要するケースもありました。
 蜂に刺された直後から1時間以内 に全身倦怠感や蕁麻疹,呼吸困難,血圧低下などの症状が出現し,しばしば死に至るので 初期治療が重要です。
 同種の蜂に再々刺された人ほど重篤になる傾向があり要注意です。蜂は音に敏感のため静かに遠ざかることがコツで,背中を向けて疾走することは禁物です。
 また,毎年のことですが,夏休みの終わり近くになって治療に訪れる学童が後を絶ちません。特に,「イボ」や「ホクロ」の治療です。旅行やクラブ活動が終わってから思い立ったように受診するケースが多いですが,治療が中途半端のまま新学期に突入してしまいます。来年からは夏休みに入ったらすぐ受診して定期的に通院し,できるだけ夏休みのうちに完治させましょう。


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