下肢静脈瘤は英語ではVaricoseVeinあるいはVarix(バリックス)といいます。
下肢静脈瘤という病気は、出産経験のある成人女性の2人に1人、実に約半数の方が発症する身近な病気です。最近の調査では、日本人の約9%に静脈瘤が認められるとも言われています。この病気は静脈内にある血流を支える弁が壊れ、足の血液が停滞して溜まり、足の静 脈が極端に浮き出てきて目立つようになるもので、そのまま放っておくと、足のだるさやむくみ、かゆみや湿疹などの症状が出現し、最終的には色素沈着、皮膚潰瘍にまで進行します。常滑市民病院では、下肢静脈瘤に対する治療の中でも身体への負担が極めて小さく、日常生活への復帰も速やかに行える「血管内レーザー治療(レーザー焼灼術)」を採用しております。知多半島でレーザー治療を実施できる認定施設は当
院だけです。また、平成24年度4月から下肢静脈瘤に対する血管内レーザー治療が保険適用されるとになりましたので、気になる症状がございましたら一度外来を受診してみてはいかがでしょうか。