<<つぶやき>>第1回   <<「浴槽に入れない>> 2009年2月1日掲載

 私は、風呂のとき、浴槽に入れないことが続いていました。その訳は、次のようなことがあったからです。

 ある時、浴槽に入って、身体を温めて、浴槽から出るときに、右足(麻痺している)が上がらなくなって苦労しました。なんとか、 右足を浴槽から出しました。後は、普通にやって風呂が終りました。家内が何かの用事で家に居ない時のことでした。

 この事があった後から、風呂のとき、浴槽に入る事を止めにしたのです。それで、風呂のとき、浴槽の湯をかけてから、 身体を洗うようにしました。
 この方法だと、家内がいなくとも、安全を確保できます。私は全身(特に右側)の温度感覚が鈍くなっているから、浴槽に入っても、 浴槽の湯をかけても、身体の感覚は、ほとんど変りません。だから、浴槽に入らなくても、感覚はほとんど変りません。
 しかし、寒くなってきました。私の家の風呂には「暖房」がつけてあります。その「暖房施設」を「予備暖房」にしておくと、 風呂場の温度を上げておくことができます。だがら「予備暖房」をセットしておくことにしてあります。もっとも、私の身体には、 温度感覚が殆どないので分かりませんでした。

 所が、家内が、「浴槽に入れない」ことを知って、しかられてしまいました。前で書いたように私は、温度感覚が鈍いので、 浴槽に入ることは問題がなかったのです。
 そこで、家内の介護で右足を浴槽に出入りすることをやってもらったのです。入る時は、浴槽の縁に、あと1センチ位自分の力では 届かない状況でした。
 浴槽から出るときには、たった1回でけですが、自分の力で出来ました。だから、訓練すれば、自分の力で浴槽に出入りが 出来るようになることを願っています。

 

 話が替わるのですが、1月29日に「サービス担当者会議」が私の家でありました。その会議で、私の「入浴方法の検討」という項目が ありました。
 その時、家内を含めて会議に参加者は、私が「右半身麻痺」あることを忘れてといると感じました。温度感覚が殆どないことや、 特に右足にひどい麻痺があることなどです。麻痺のことは、たんに麻痺があることでは、なんにもならないと思います。麻痺の状態の現在を 詳しく知ることが必要です。
 風呂に入るときには、家内の介護で済ませています。前項に書いたことですが、「自分の力で浴槽に出入りが出来るようになれること」 を願っています。その事で済んだと思っていたが、家内が入浴時、半身浴を楽にすることができないかと問題を出したようであります。
 私は、浴槽内では、「しゃがんだ」ときが一番安定した形です。浴槽に身体を当ててしゃがんだときが、 身体が安定します。
その時、右足が出来るだけ垂直に成るように気をつけています。右足が前に滑ってしまうと立ち上がれない事があるのです。以前、 右足が前に滑ってしまったことがありましたが、なんとか苦労して立ち上がったことがありました。
 リハビリ施設の担当者から、浴槽にセットする台を使用することも考えたらという話もありました。家内は一度使用することで喜んで いましが台を使用するとしゃがんだ」ことが出来ないので、私が断りました。台を使った時は、 身体が半身浴にならなくて、身体が湯に入る割りわいが、しゃがんだ時と比べて少なくなります。