15.ほっといて! ヅラのことはヘーデルワイフに聞け!って、うちのダンナがヅラだからってそれがどうしたんだって!ほっといて!!そんでも私も律儀な人間だわ、聞かれたことには答えないかんわな、まあ知っとるもんで。ヅラの留め方でしょう!誰?頭に直接ホック埋め込むと言っとたのは、そんな事してどうするの。まだ地毛が多いうちは、やっぱりピンで留めるタイプを薦めておく。ヅラの内側にピンが3・4個ついとって、かぶる時に地毛をパチン、パチンとはさんで留める。ただ、このピン留めタイプの弱点は風に弱い。強風に正面からあおられるとヅラが、”パクパク”口を開ける。これは見ていて異様な光景!一方、地毛のもうない人は両面テープで留めるタイプがよい。テープは使い捨てヅラの内側に、5ヶ所ほどテープをはる位置がちゃんと決めてある。そこにテープを貼って”あらよっ”とかぶって地肌と密着させる。しかし、この弱点はテープの粘着力が強いので、しっかり固定される反面ハゲに拍車がかかる。ヅラを取る時、頭の皮が引っ張られてチト痛い!皮膚の弱い人はかぶれる。ちなみに、うちのダンナは両面テープ派です。
14。ふるさと ダンナが突然、おい!日曜日に名古屋へ行こうかと言ったんです。最近どこへも行かなかったので、生まれ故郷の名古屋へ行こうと誘ってくれたのが、私うれしくってウルウルしちゃった。でも急になんで行く気になったのと聞いたら、”ヅラのテープ買いに行きたい”と、こきゃがった。けっ、しょうもない!何がヅラのテープだ。そんなもん、その辺の荷造りテープかなんかで留めればいいじゃない。だいたい何やってもハゲはハゲだわ!と思いつつも、名古屋へ出かけた。地下鉄、デパートを歩いて、久しぶりにたくさんの人間を見たし、お昼は美味しいもの食べて、もう大満足よ!あっ、テープ?もちろん買いましたよ。柳橋の○デランスビルへ行って、私はビルの入り口で待っとったんだけどね。待っとる間に数人ビルに入って行った。地毛なのか、みんなフサフサだった。まあ、よそのハゲ見たってしょうがないけどさ。そんなこんなで、ほんの数時間だったけど楽しかった。やっぱり名古屋はええわ、♪わすれがたき故郷♪
13.電気バリカン ダンナが、後でちょっとよぉ、毛刈ってくれと言うの。私こけたわ!あんたのどこの毛刈るの?と聞くと、頭に決まっとるがあと言う。ちょっと前にダンナ、電気バリカンなる物を購入したんだけど、どこをどういうふうに・・・。前も言ったように、額と頭の境がわからへん!今日は私カリスマ美容師に挑戦することになりました。けどやっぱり怖いね!使ったことない物を使うというのは。失敗したらどうするのぉと思うけど、まぁ元々ないので、わっからせんかぁ!
12.縁起 今のダンナと結婚して、2ヶ月後に内輪で披露宴をしました。その日は日が照っているのに小雨が降ると言う、いわゆる”きつねの嫁入り”と言う天気。私の叔母が”きつねの嫁入り”に嫁ぐお嫁さんは幸せになれるよ、縁起がいいねぇ!と言ってくれました。叔母の言う通り、私結婚してから幸せよ!うふっ だって、ダンナの親戚は口うるさいし、小姑はしゃらくさいし、当のダンナは右目開けて寝るし、毛も無いしで、思いの他刺激があって本当に幸せよ!
11.チョロギ 番組で”チョロギ”の話が出たので、ダンナにあんた”チョロギ”知っとると聞いたら、ダンナが ”チョロギ?” ”チョンギ” なら知っとるぞと言うんです。
は
ぁ!?”チョンギ”って何?と聞いたら、ケツ拭く木の事だがやと言っとりました。昔の事ですが、飛騨の山間部にまだ合掌造りが数多く残っていて、20人ぐらいの大家族で暮らしていた頃の話です。大家族なのでトイレは一度に10人ぐらい入れるようになっとったらしい。真ん中に溝が切ってあって、それをまたいで用をたす。隣りとの仕切りなんかありません。もちろんトイレットペーパーなどあるはずもなく、それで大きい方をした時はいくらなんでも拭きたい。そんな時は木を刀のように削り、表面をツルツルに滑らかにした棒、これを”チョンギ”と申します。これをおケツにあてたらしい。スライドさせると”チョンギ”に汚れがくっついて次の人は使いにくい。チョンと拭くので”チョンギ!”いいかげん使ったなあと思ったら、外で乾燥させ汚れを取ってまた使う。でダンナに聞いたんです。あんたも小さい頃は”チョンギ”使っとったの?って。そしたら、失礼な事を言うな、俺はフキの葉っぱで拭いとった!!
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