2011年5月 ストレーキの作成


前々より、ストレーキの事が気になっていて、328にもつけられるかな? と考えていたのですが、GWを利用してDIYしてみました。
ストレーキとは、タイヤの前側に付いているベロみたいなモノです。

相当古い記憶なのですが、欧州の騒音規制で、通過音を下げないといけないとか、燃費を上げる為にタイヤに当たる空気の抵抗を下げるとか、、、
ま、その程度の記憶なのですが、今や国産車にも相当数の割合で装着しているモノです。
ウィキで調べてみると、元々は航空機の技術の様ですね。

そこで、ホームセンターにて、適当な材料を物色し、ポリプロピレンの発泡材(3ミリ厚)をゲットです。こいつは温度も150℃くらいまで大丈夫、且つ軽量なので、バッチリです。
どうやって装着するかですが、上手い事に、インナーハウスの下のネジが使えそうでした。事前に、地面からの高さを測っておいて、外していきます。

しかし、こんな事をしていて思うのですが、この車は雨は乗らない方が、真面目に良いと思い知りますね。
ま、雨で乗って楽しい車ではありませんので、あえて言う事でもないのですが。。。

スリット入りのインナーを外します。ネジは鉄なので錆び止め必須 ブロアとABSブレーキのポンプが見えます。

インナーパネルを外すとこんな感じです。クロモリ管に小骨が張り巡っているのが解ります。モノコックとは決定的に違う乗り味がココにあります。328の味です。

左右のパネル ヤレている箇所をペイントして ポリプロピレンでストレーキを作成  \1,500-程

高さについては、事前に実車で測定します。タイヤの接地点からバンパーの下アゴまでを糸で結び、それ以上下に出ない様に設定します。

パネルと一緒にネジ止めで完成 ストレーキの型紙
左横から見るとこんな感じ

はたして、その効果ですが、ボデー下面を流れる風が減る方向にはなると思います。つまり、エンジン・ミッションの油温は僅かに上がる方向になるでしょうね。
ダブルウィッシュボーンの脚は、横に長くなるので、実はインナーハウスは広くなります。そこに乱入する空気は減り、風の溜まり、抵抗は減るのではないでしょうか。
しかし、、路面に近い場所なので、路面温度の影響で、空気の密度が低く、そもそもな事も考えられます。

で、実際に走ってみての感想ですが、以前よりも、フロントの接地感が、しっとりとした感じを受けます。全体にグランドエフェクトも増したのではないかな?
脚のブッシュ総替えの際にダウンサスで下げている事もあり、ノーマルより安定していると思うのですが、今回のトライで更に安心感が増した様に感じます。

と、言う事にしておきましょう。苦労して付けたのだから。。。


2011年5月 ストレーキの作成 完
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