スターレット4時間耐久ダートレース 2002年4月

今となってはVITZにすっかり世代交代してしまったので、スターレットと言ってもピンと来ないかもしれない。
しかし、この車はトヨタの社長が必ず足車に購入すると言う事で、世界で最も手を抜く事ができないお買い物カーだったと言うのは、あまりにも有名な実話である。と、言っても私も実際に見た訳ではないので、事の真相がどうなのかは知らない。しかし最もらしい話である。
歴代スターレットはトヨタ織機で造られていたのも、その由縁だったのかもしれない。どちらにしてもトヨタの時代を築いてきた車なのである。

さて、その一世代前のお買い物カーで、ダートレースが熱い事になっている。VITZ レース関係の方が主催されている事もあり、MSRacing のすーさんからお誘いを頂いて今回1時間だけドライブする事になった。しかし、これが乗ってみると結構面白いのである。

廃車の車を利用するので、壊れても心配ないし、下品な言い方だが、壊して遊んでいるようなものである。安全の為に4点ロールバーを装着し、他は殆どノーマル仕様である。勿論タイヤも”どノーマル”である。

さてさて、私の順番が回って来てコースインすると、イエローの最中で、コースの下見には丁度良かった。
散水車が水を撒かないと土埃で前が見えなくなるので、乾ききる手前で水を撒く事になるが、これが中々ドラマを演出する名脇役で、刺さる車や、横転する車が続出してくる。見てる側は最高に面白いのだが、ドライブしている側は恐怖のコーナーに変身する訳である。

ノーマルのお買い物レースと思っていたら大間違いで、結構ダート経験者もいるみたいである。真剣に走らないと何処で押されるか解らないので、後ろを見るのも忙しいし、久しぶりに楽しいレースだった。私の場合は、久しぶりの競争なので、なるべく熱くならずに同じタイムで周回し、先を急ぐ車には紳士に譲ってあげて相手の車が壊れるか、コースアウトを待つ作戦で、次のドライバーに渡してあげた。実にクールなのである。わはは。。。

結局の所、派手に走った訳でもないが、終わってみれば”3位お立ち台”で入賞! 30台以上のエントリーなので、まずますでは?車情報誌とCATVで放映される事になった。

やはり、日頃からミッドシップなFerrariで車の挙動には嫌でも敏感になっているので、不安定な挙動には慣れているのかもしれない。あはは。。。

   1位と2位はバンパー跳んでありません 殆ど無傷な27番は我チーム                 キャンギャルと記念撮影!

本当に3位のマシンがコレなの?と周りからジロジロ見られて、申し訳なかった気分である。ラストの30分は、異常なくらいにヒートして、ぶつかり合いが続出!足回りが壊れてくる車も続出で、それでも元気に走っている。車って本当に丈夫なんだな〜と、まじで感心してしまった。

次回は、TOM師匠、NIKIさんも来てもらい、最強メンバーにせねば。わっはっは。。。


スターレット4時間耐久ダートレース 完

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