祝 hakana22's CarreraGT 2006年3月16日


2006年の初サプライズは、hakana22さんのCarreraGTの納車でした。
いつ頃だったか、お噂を聞いていたのですが、GT2の時も吃驚しましたが、カ、カ、カレラGTですよ! それは驚きだった訳です。
ユーロ建てで値段は時価です。超高級すし屋のネタみたいな物で、まずは気絶するくらいの財力が無いと無理な話です。流石に、このところは、車に関しては価格麻痺な僕ですが、とうとうポルシェのフラグシップ「CarreraGT様」がhaklana22さんのガレージに納車と言う事で、仕事も速攻で切上げてお披露目会に参加させてもらったのでありました。

まずは、足元から。言わずと知れたセラミックブレーキで、センターロックホイルです。LHが逆ネジになるので、ロックホイルの色が専用色でアルマイトしてあるのがお洒落ですね。
右舷は青、左舷は赤。船や旅客機と同じです。粋な演出ですよね。

フロント周りです。どちらかと言えば、往年のルマンカーの流れでしょうか。ノスタルジー&テクノロジーの調和がセンス良いです。バブル形状のTOPは左右分割で収納できます。キチンと形抜きがしてあって良い仕事してます。革バンドで押さえるところなんかも伊達ですな。小さく見えるCUPは、センターロックの工具です。

サイドビューですね。フロント側は、F40風のエアの抜け道があります。向こうとこっちで握手出来てしまうので、黒いGTだと跳ね石でキズが目立つかな?
後方には、ラジエターとエア取り口に向かう開口があります。デザイン的にも綺麗にホイルとフェンダーの位置が揃っています。

リアのウイングが上がった状態です。驚きなのなのは、垂直尾翼も綺麗な流線型でカーボンでした。ウイングはちょうどTOPの高さと同じくらいまで上がります。リア加重に、これは効きそうですね。そして、軽く暖機をしているのですが、恐ろしく軽いピストンが往復をしているようなノイズです。で、エンジンストップも、レーシングカーの様に、ピタっと停止します。ちょっと吃驚。

CarreraGTの心臓部です。V10-5.7L。4バルブ、ショートストロークで8400rpmまで回ります。両サイドの丸いのは、リヤフェンダー上部のNASAダクトからのブレーキ冷却です。レーシングカーお約束のインボードサスですね。当然フロントもインボードです。カーボンモノコックなのでしょうか、エンジンを包むようにカーボンフレームで武装しています。これには本当に圧倒されます。

市販車でこんなぶ厚いドアは見た事ありませんが、流石は複合素材ですね。全然軽いです。こんなABCペダル見た事あります?レーシングカーですよ。
ジャッキの上で、満面の笑みでコーヒーを入れてるのはhakana22氏。ジャッキがテーブルとは、も〜ニクイっす。

リアフードを閉めるとこんな感じです。シルバーのメッシュと赤のボディーが本当に綺麗にマッチングしているんですね。
バルクヘッドの上部にもポルシェのホログラムがなんともお洒落です。

内装に関しては、余計なデコレーションが無く、とてもスッキリしていてとても好感が持てました。コレだけの性能を持った車なのでギミックな物は必要ないし、変な演出は価値を下げてしまうのでしょうね。

僕も青いのを買っちゃおうかな、の、TOM師匠

それにしても、ポルシェと言う車は、あまりに911の印象が強かっただけに、僕の中では、911しか頭に無かったのですが、この車でちょっとポルシェに対する印象が変わりました。ある意味で、ポルシェも違う方向への進展ではないでしょうか。見た目の問題かもしれませんが、パッケージ的には、今迄のポルシェを捨てて、ミッドなレイアウトなフェラーリに近いです。
音に関しても、気持ちの良い高音が出るみたいです。慣らしが終了して、横に乗せてもらえるのを今から楽しみにしてますね〜。


hakana22さん、CarreraGTの納車、本当におめでとうございます!



3月21日
早々に、hakana22さんのCarreraGTに乗せて頂きました。
正直なところ、その車格から、ラグジュアリーなイメージをしていたのですが、まず驚いたのが、背中からの機械音のレーシーな事と、エンジンのレスポンスの鋭さでした。パンと上がってパンと下がります。軽量化されたフライホイルと抵抗の少ないベアリング関連がそうさせると思うのですが、V10がこのレスポンスとは驚きでした。ポルシェだとRSがこう言う感じだと聞いているのですが、CarreraGTのエレガントな外観からは、僕は想像出来ていませんでした。かなり高次元での満足度の高い車です。サーキット慣れしているhakana22さんなので、何気に動かしてみえましたが、只の金持ちちょいワル親父が手を出すと、大後悔する車かもですね。動機が不純な親父を近づけないと言う意味でも、数少ない「男の車」だと言えそうです。

祝 hakana22's CarreraGT 完
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