シリーズ 学校100年・ふるさと100年 |
F<学校の気風・地域との絆> 明治42年に高等科が設立され、枳豆志第二尋常高等小学校となり、明治45 年に枳豆志村が西浦町となり、校名も西浦第二尋常高等小学校と変更しました。 その後、昭和16年に西浦町第二国民学校、昭和24年に西浦町立南小学校、 そして昭和29年に、常滑市立西浦南小学校となり現在に至っています。創立当 時の木造校舎は激動の時代を駆け抜け、昭和47年にその役割を終えました。校 舎は3階建の鉄筋校舎に変わり、さらに4階が増築され、近代的な外観となりま した。 本年、創立100周年を迎えました。地域の先人の歩みを学習し、よりよいふ るさとを構築することをねいらいとして、記念行事を実施しました。 学校内外の文化遺産の発掘を始め、児童も教師もそしてPTAも一丸となって 郷土学習を進め、その成果を11月18日の記念祭で発表しました。 寺子屋の資料の発掘、文教地区の証ともいえる西園寺公望、近衛篤麿の扁額な どの発見を教室で展示発表しました。体育館では四地区合同の祭り行列、郷土芸 能の発表、地域の様子や郷土民話の劇などが繰り広げられました。地域では自主 行事として、お囃子による提灯行列まで行われました。そして、この行事の運営 は保護者参加型によるアテンダント(世話役)によっても支えられました。 地域の先人が創り上げた、高い理想、教養、文化。それを生み出した「学校と 地域との絆」という伝統と気風がこの行事を通して垣間見ることができました。 この行事は100年のまとめとなるだけではなく、地域の人々にも、先人の熱 意を思い起こさせたことと思います。それをバックボーンとし、よりよい子ども たちの育成のため、学校と地域との新たなる絆づくりの始まりとなることを願っ ています。 |
四地区合同祭り行列 郷土芸能