衣浦港3号地調査特別委員会委員長報告 平成22年5月20日(木)
午後2時
ご指名をいただきましたので、衣浦港3号地調査特別委員会の活動報告をさせていただきます。
去る5月20日に愛知県環境部、財団法人愛知臨海環境整備センター及び町長はじめ関係理事者のご出席のもとに委員会を開催しました。
報告事項として、初めに「工事の進捗状況について」続いて「公害防止協定書及び公害防止計画書案」の報告を受け、この内容についての質疑を行いました。
質疑の内容は、次のとおりです。
鉄鋼スラグが投棄されたことによる、訴訟の進捗状況は。の質疑に対して、
昨年10月に愛知県企業庁長名で相手方業者3社に対して、損害賠償の訴えの提起を行った。これまで3回の口頭弁論が行われ今月末の4回目の口頭弁論に向けて書類を準備しているところである。現在のところ事実関係を原告・被告双方出し合っているような状況で、先行きは見通せない段階である。と答弁。
北側の汚濁防止膜の撤去とされているが、問題はないか。の質疑に対して、
このA護岸につきましては、ほぼ完成しており、背後も遮水シートを張っている状況にあり汚濁はないということがわかっているので、安全を見ながら撤去したところである。監視の結果、特に問題は生じていない。と答弁。
廃棄物の搬入の際に受け入れできない廃棄物を目視でチェックすると説明を受けたが、人的な計画はできているか。の質疑に対して。
受け入れに関する教育という点については、これまでアセックで計量と現場での投棄に立ち会っていた職員がそのまま継続して現場に入るので習熟している。浮桟橋でどういうふうにするかという点については、今後も継続して教育をして行く。
地域住民の方の処分場見学は、いつから受け入れてどのような形で行うのか。
住民のみなさんの見学は、一部供用を開始した段階で、ご希望があれば対応する。
武豊町内での物品の調達率がなぜ報告されなかったか。
調達率、発注率については、現在、本部が新舞子、建設事務所が半田市にあり7月の上旬までには武豊町に本部が移転できる。本部が武豊町内に入れば、調達率等も上がると思われる。どのような整理をしたらいいか、町当局と調整、相談しながらまとめていきたいと思っており時間をいただきたい。と答弁。
現場の積み石の水中撮影をしてもらいたいということで検討されるということだったが、進展は。
一番深いところの部分の状況はどんな状態になるかということで写真撮影をしたもの用意した。この時期は冬場で、かなり水質がよく好条件の中で撮らせていただいた。と答弁。
半田市長と議長が神田知事あてに陳情書を出されていると思うが、その内容と対応をどのように考えているか。の質疑に。
知事宛に半田市長さんと市議会議長さんの連名で処分場への運搬車両の主たる運行ルートの要望があった。趣旨は、処分場が開業により、廃棄物の運搬車両が半田市内を走ることになり、それによる交通渋滞を懸念する観点からの要望があった。
要約すると、半田市内又は、阿久比インターを降りた車が半田市内を経由せず、西尾知多線を通って衣浦大橋を超えて、有料トンネルを抜けて臨港道路に入るようにルートを設定されたいという要望のほか、半田市内のルートだけでなく、武豊町の古場武豊線及び富貴線のルートも検討されたい。という要望を頂戴いただいた。
アセス以来の議論の積み上げがあるので、これまでの検討結果を踏まえて、かつ、半田市さんの負担にならないよう配慮する旨、説明をすることとしている。と答弁。
堤防内の海水の除去により、魚が堤防内に取り残されることになるが、どのような措置をとられる予定か。との質疑に。
中部空港などで魚をできるだけ生態系に戻してあげたという話があり、これを受け、この対応を専門家である漁業者と打ち合わせをしている。
漁業者と調整し、協力を得て取り上げていこうと検討中であり、具体的な方法が決まったら町を通じてご説明する。
廃棄物の搬入経路について、武豊町とすり合わせてきたルートに変更がないことの確認をしたいが。の質疑に対して。
道路整備等ご要望をいただいてきているところであり、状況が変われば、相談を申し上げることになろうが、今の段階では、これまでご説明をしてきた状況に変化はないので、これまでの説明のとおりに進めてまいりたい。と答弁。
県道半田常滑線の完了年度が、平成25年度。名鉄上ケ駅北を経由して、衣浦港3号地に至る経路を使用しないこと。武豊インターから県道大谷富貴線を経由して衣浦港3号地に至る経路を使用しないこと。以上3点の確認をしたい。との質疑に対して。
半常線自体は今年度中の供用開始を目指している。25年度完了というのは名鉄との立体交差の話で、これは25年度を目標に今工事を進めている。上ケ駅北の道路は、幅員が3M未満で大型車両の通行は、危険であり、ふさわしくないと考えている。
大谷富貴線の工事は、知多建設事務所が一生懸命工事を進めている。富貴駅踏み切りの箇所は、内海へ行く線路と河和へ行く線路が分かれるような形になっており、その間の県道を拡幅する工事が非常に難しく、完成時期についてはなかなかはっきりしないが、一生懸命工事はしていただいている。言い換えると工事が進まないということは、結局、狭い、歩道がないという現状が続くということになり、現状では大型の運搬車両が通行するにはふさわしくないという理解になる。と答弁。
臨港道路武豊美浜線と国道247号線の間、転車台のところに、中山製鋼所が所有する土地があるが、これを武豊町に利用させてもらうとありがたいが、今、何か考えはあるか。
そのことについては、町のほうから答えていただきます。と答弁。
これを受け、厚生部長から
「武豊町が望んで3号地を誘致したわけではないことは、委員各位には、長い経過の中でご承知のとおりです。結果として公共関与の形で処分場の立地が進められ、供用開始の時期になった。それに伴って、地域の環境対策には充分配慮していただけると大きな期待をしている。愛知県においても地域対策、環境対策には充分ご配慮いただけるものと思っている。」と答弁。
臨港線の供用開始による粉塵騒音対策として植樹を施し緩衝地帯を設けるということを常々要望してきたが、その対策は。の質疑に。
新しく造りました臨港道路、武豊美浜線は、4車線で用地買収が完了しており、今、2車線で供用開始になっているが、その横に緑地の整備が行われ、騒音に配慮した工事が完了しているはずである。と答弁。
特別委員会でも当初から4車線化ということを強く要望してきたが,その点について本当に計画どおりやってくれるか。工事に取りかかるまでは、あれもやります、これもやります、とばら色のような答弁が返ってきたが、われわれが切々と訴えることは、日常生活に直結することであるので、実現していただきたい。との質疑に。
臨港道路の4車線化は、新しくできた武豊美浜線に限らず、武豊線の南の方を含めて、ただ今、都市計画道路の路線が臨港道路と違うところを走っており、これを今、都市計画の手続きにより2車線の臨港道路を都市計画の路線に重ねるような形で、準備をし、1歩ずつであるが、4車線化に向けて手続きを進めている。と答弁。
騒音に配慮するとは、具体的にどのような配慮か。の質疑に。
武豊町さんのご希望を充分お聞きして、具体的にどのような地域対策が必要なのか、昨年来聞いております。もう少し詳しい話を聞いて、どのような支援ができるかとういうものを併せて検討させていただきたい。財源としては、産廃税の活用ができるかどうかを含めて、真摯に対応させていただきたい。と答弁。
武豊町に名古屋市野外活動センターがあり、現在も名古屋市と武豊町が、この施設の今後についての話をしているが、以前、県としても話し合いを進めるという主旨の答弁をいただいたが、引き継ぎが行われているか。との質疑に。
名古屋市野外活動センターについては、平成19年に武豊町から管理の要望をいただいている。役場の方々と調整しながら、考えさせていただいている。今、新たな動きは、無いが、充分調整し進めさせていただく。と答弁。
当初から武豊町内の道路は使用しないことが強調されてきている。
南知多道路から大谷冨貴線に通じる道路も搬入経路としない条件であった。肝に命じてほしい。と要望があった。
次に、「公害防止協定書及び公害防止計画書(案)について」報告を受け、質疑に入った。
すでに審議され、承認されているので、考え方だけを確認したい。第6条の監視と測定について、この条文を読むと定期的なものについては書かれているが、臨時的なものについては書かれていない。第8条に事故時の措置ということで、事故が起きたら措置するというようなことはあるが、例えば住民の方々から、臭いがちょっとおかしいんじゃないかとか、海が汚れているんじゃないかとかいうような意見が出されたときに、町を通して、この契約書でいう甲からアセックさんに測定していただきたいということが出たときは、その他の第16条の規定により対応されるのか。結果的には紳士的に対応していただきたいということですが、考え方を教えていただきたい。との質疑に。
まず、第8条のところに事故時の措置は、ご指摘のとおりで、第2項にそういう場合は乙と協議して措置することができるとなっている。そのような時は、武豊町からご指示があるものと思っている。また、わたしどもも自主的に調査、測定等したものについては、別途、町に報告させていただくことにしている。何もしないとういうことはない。臨時的に行ったものについても武豊町さんと調整して報告をさせていただく。と答弁。
以上が、委員会での主な質疑と答弁であります。
会議終了後、マイクロバスにより現地に赴き、現地を視察し、進捗状況を確認しております。
以上で、衣浦港3号地調査特別委員会の中間報告とさせていただきます。