季刊「陶磁郎」35
双葉社スーパームック
渥美、常滑、猿投、瀬戸、珠洲、越前、信楽といった、中世に一世を風靡した焼物のルーツを探る、季刊「陶磁郎」35巻。
現代の作家の一人として片岡誠を紹介。

全136ページ 1800円
2003年8月16日発行
週間「やきものを楽しむ12
中島誠之助、中島由美監修

小学館
中島誠之助さん、中島由美さん監修の下、焼物産地を紹介する週刊誌「やきものをたのしむ」の第12巻。
常滑焼の産地としての魅力、多彩な多くの作家作品を中心に紹介。

全35ページ 560円

2003年8月5日発行


常滑の焼物に関する資料として

常滑市指定文化財図録
第二集 陶器篇


常滑市文化財保護審議会 監修

常滑市教育委員会
1972年6月15日に常滑市が指定した文化財のうち陶器のみを編集し、参考資料として国ならびに愛知県の文化財にしていされている古常滑を追加したもの。
特に江戸末期から大正時代にかけての名品は、図録出版も少なく貴重と言える。
指定別、制作年代毎に編集。
常滑市立民俗資料館等で販売。

(1975年3月発行)
常滑焼と中世社会―Symposium

永原慶二編

小学館
1994年7月に行われた「中世常滑焼をおって」と題されたシンポジウムを、永原さんがまとめたもの。
中世常滑の焼物の生産体制と生産品、その販路を探り、また当時の生活様式や経済が如何様であったか、多彩な角度から研究者達がスポットをあてています。常滑を知るうえで通り過ぎる事の出来ない1冊です。

全253ページ 2345円
(1995年12月20日発行)
常滑 渥美 猿投
日本の陶磁器


谷川徹三、川端康成 監修
楢崎彰一 編
古代&中世をオールカラー、大図版で紹介する「日本の陶磁器」の第4巻。
12世紀、13世紀の陶器のみを掲載。

全125ページ 4893円
(1990年2月10日発行)
常滑・渥美・越前・珠洲
日本陶磁大系7


沢田由治書

平凡社
一見中世陶がメインのような表紙ではあるが、常滑に関しては中世から近代まで幅広く掲載。
白鴎作の「蝦蟇仙人」を掲載。

全143ページ 3364円
(1989年7月31日発行)
窯変と焼締陶
やきもの名鑑 1


竹内順一、井上喜久男 編

講談社
珠洲、越前、渥美、常滑、信楽、伊賀、丹波、備前、瀬戸・・・三彩、緑釉、灰釉といった施釉陶器が先に生まれながら、なぜその後無釉の焼締陶が日本全土に浸透していったのか。時代とその背景に迫りながら、カラー図録で系譜を立てて紹介していく一冊。
鑑賞のポイントや、用語の説明など、丁寧な装丁です。

全166ページ 6090円
(1999年5月25日発行)
花の器づかい
別冊太陽
骨董をたのしむ (16)


平凡社
元々全く別の用途として生まれた、古の器たち・・・それは水甕であったり、食籠であったり、はたまた酒器であったり・・・これらを転用して「花生」という、新たな器の楽しみ方を紹介する一冊。
古常滑にはやはり野花が似合います。

全180ページ 2667円
(1996年12月25日発行)
大壷 小壷
別冊太陽
骨董をたのしむ (26)


平凡社
壷と一口に言っても、材質、用途、年代、地域により、その種類は様々。縄文土器から東南アジアの壷まで様々な「壷」を紹介していく一冊。
古常滑の壷が、古壷の中で最も堂々として感じ取れる事を、改めて感じさせられます。

全160ページ 2730円
(1999年9月25日発行)

お薦めの資料

小鹿田焼
すこやかな民陶の美


長田明彦 他 監修

芸艸堂
「大分県日田市皿山」この一見聞き慣れない地に、現存する日本最古の技法で、日常の器を作っている集落があります。小鹿田焼・・・柳宗悦に見出されたこの産地は「民窯」と言う言葉と共に全国に知られました。しかし彼らは決して奢り高ぶることなく、日々淡々と日常雑器をつくり、現在に至っています。
日本が「文明開化」と言うことで失われてきたものが、この地にはあるのです。

全126ページ 3150円
(1998年10月14日発行)