バイトで倒れる

あれは大学1年の12月だった。当時、週6で日本食の店のバイトと家庭教師をやっていて、実
質1週間毎日働いていた頃である。毎日、大学が終わってそのまま電車に乗り、半田まで通っ
ていた。大体5時から10時、多いときで11時まで働いていた。唯一の定休日の火曜日は太田
川まで家庭教師に行っていた。
今から思うと、すごい事だな〜っと思う事でも当時はそれが当たり前で毎日必死に働いていま
した。でも大学は、1限遅刻しながらも休まなかった。
12月10日のことである。その日は朝からちょっと調子が悪いな〜って思っていて、「ま、大丈
夫っしょ!!」っと思って大学が終わっていつものようにバイトに行った。そしていつものように
魚を煮て茶碗蒸を作っていた。だんだん頭痛が激しくなってきて気持ち悪くなってきた。
みるみるうちに血の気が引くのがわかった。すごいリアルだった。
で、裏の倉庫に魚をとりに行った時、自分の手がしびれて動かない事に気づいた。裏戸から店
に入ろうとした時、手が麻痺していて戸を開く事が出来なかった。
その一瞬、意識が無くなってその場に倒れた。
数分倒れ込んでいた。意識が戻りこれはやばいと思い友達に電話で助けを求める。
バイトを早退させてもらって(当然!)家まで送ってもらって体温を測ってみたらなんと40℃の
熱が出てビビッタ・・・。2日寝込んで安静にしていた。
でも13日に先輩の誕生日で本当は寝てたかったんだけどみんな集まっていて一言お祝いを
言うために先輩の家に行った。
そこで何を血迷ったか先輩に勧められて酒を飲んでしまった。そしたらみるみる体調が悪くな
ってまたもや意識を失ってしまった・・・。先輩たちが家まで運んでくれたらしい。気づくとうちの
ベッドの上だった。咳がひどくてさらに悪化してしまい本当に辛かった・・・。
さらに40℃近い熱が3〜4日続き、そんな状況が“普通”と感じ始めてしまって「意外といけるじ
ゃん!!」って思ってしまって、何をおもったか「学校行けるじゃん!!」とバカなことを考えてし
まって結局翌日から大学に行く事にする。
が、このことが新たな悲劇の引き金に…。僕は以前から風邪で熱があっても気づかず過ごして
しまうタイプでそんじょそこらの頭痛ではびくともしなく、いつの間にか治ってしまっているパター
ンが多かった。そのため、中学・高校は何と皆勤だった!!
が、今回はいつもと違った・・・。本当に辛かった。咳が止まらなく声も出なくなってした。
さすがにやばいと思い、寝込んでいると先輩が半田病院まで車で連れて行ってくれて夜中にも
関わらず急患で病院に駆け込んだ。

なんと肺炎に犯されていた。
マジでビビッタ。死ぬ寸前だった。

対応が遅れたけれど我ながら丈夫なからだで何とかこの危機を乗り切った!!
このとき初めて自分の限界のレベルと発熱の頭痛の感覚を覚えた。
人間、無理は出来ないものですね。でもその時稼いだお金で今の車が買えたことも事実!
この教訓を生かして限界で倒れない程度に頑張ろうと思いました。

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